
定年退職まで幸せに働ける会社を目指して
まずは御社の事業内容について教えてください。
伊藤代表:SazeはIT企業で、派遣やSESでの開発支援が主な事業です。社員の9割がエンジニアであり、一人ひとりが高い技術力でお客様のシステム開発に貢献しています。
御社は福利厚生の拡充、独自制度の導入に力を入れ、社員の幸せの追求に取り組んでいらっしゃいます。その背景にある思いを教えてください。
根底にあるのは、「社員が定年退職まで幸せに働ける会社をつくりたい」という思いです。
私はこれまで、エンジニアや営業などさまざまな仕事を経験し、多くの会社様と携わるうちに、「やりたいことを続けさせてもらえない」「顧客から支持されていても社内評価が低い」など、会社とのミスマッチに苦しむ会社員を多く目にしてきました。
また、私自身も「自分が定年まで勤めたい会社」がないなと感じていました。ないなら自分でつくるしかありません。そこで、事業の成功だけでなく、社員一人ひとりの幸せにもこだわる会社として起業したのがSazeだったのです。
具体的な取り組み内容を教えてください。
伊藤代表:まず報酬制度については、全社員の年収が売上と連動して決まる仕組みを採用しています。成果がそのまま給料に反映されるため、よくある「評価のブレ」が生じません。給与に対する不満は創業以来ゼロです。
さらに当社では、全社員の年収はすべて公開されています。評価にブレがないことを証明することや、各社員が自分より年収の高い人の働き方を参考にできる環境をつくることが狙いです。
また、福利厚生の面では、毎年の社員旅行で1人あたり10万円の支給、有給休暇とは別に特別休暇を年5日付与、家賃手当、リモート手当などさまざまな制度があります。

「いいものはすべて導入する」なかで出会った「はぐくみ企業年金」
「はぐくみ企業年金」を検討された背景を教えてください。
伊藤代表:当社は「いいものはすべて導入する」という方針で福利厚生を充実させてきました。投資金額に対して、どれだけ社員の満足度が上がるかを軸の一つとし、私を含めバックオフィスのメンバーが日常的に調査をおこなっています。
理想は社員からの要望が上がってくる前に導入することであり、社員に言われて慌てて導入するのでは遅いと考えています。
そのようななか、税理士の方が運営しているYouTubeチャンネルでたまたま「はぐくみ企業年金」を知りました。
最初の印象はいかがでしたか。率直なご感想をお聞かせください。
伊藤代表:正直なところ、最初はかなり怪しいと思いました。ほかの退職金制度と比べて歴史が浅かったことに加え、運営の仕組みが複雑ですぐには理解できなかったのです。
しかし、調査を続けるうちに制度への理解が進み、信頼できる方々が太鼓判を押していることもあって導入を前向きに検討し始めました。
導入の決め手は何でしたか。
伊藤代表:大きく3つで、いずれも会社の利益よりは社員の幸せを最大化したいという観点での決め手でした。
1つ目は、税金の軽減効果があること です。「はぐくみ企業年金」の掛金は退職金の前払いとして扱われ、給与扱いになりません。そのため、社員からすると給与所得に応じて課される税金・社会保険料が低くなり、実質的な可処分所得が増える*¹仕組みになっているのです。
とくに当社は比較的年収の高い社員が多く、税金の軽減効果をメリットに思う社員は多いのではと感じました。
2つ目は、損をしないことです。「はぐくみ企業年金」は社員からすると元本が保証*²されており、一時金又は年金が掛金を下回ることはありません。
ほかの退職金制度も検討をしましたが、運用リスクのある制度は社員に損をさせる可能性がある以上、導入すべきではないと判断しました。
3つ目は、ライフイベントに合わせて一時金の受け取りが可能なことです。多くの企業年金・退職金制度は退職時にしか受け取れませんが、「はぐくみ企業年金」は休職時、育児・介護休業時にも給付金を受け取れます。
当社社員の平均年齢は29歳前後です。結婚や出産などでまとまったお金が必要になる可能性があり、とっさのライフイベントで一時金を受け取れる仕組みは、若い社員にとって安心につながると感じました。
総じて、多少リスクのある「挑戦」の投資も大切ですが、人生のポートフォリオにはどこかに「安心」の要素が必要です。「はぐくみ企業年金」はその役割を担い、かつ税金の軽減につながる、ちょうどいい制度だと感じています。
はぐくみ企業年金は元本保証のため加入者が運用先を決める必要がないので、社員が株や為替の値動きに気を取られず、本業に集中できることも良い点です。
*1「実質的な可処分所得が増える」とは、はぐくみ企業年金に拠出した掛金に、社会保険料や税金の軽減分を加えた『可処分所得相当額』が増えることを指します。この効果は、はぐくみ企業年金制度そのものによるものではなく、「選択制(前払い退職金制度)」という給与の仕組みを導入することで生じるものです。なお、選択する掛金額によっては軽減効果が得られない場合や、将来の老齢厚生年金受給額を含む各種給付額が減少する場合があります。詳細については、制度加入前に(株)ベター・プレイスより、企業・従業員の皆さまへご説明いたします。
*2 運用実績により不足が生じた場合は、事業主が不足分を補てんします。
社員からの問い合わせがない、だからこそいい制度
「はぐくみ企業年金」導入後、社内への周知はスムーズに進められたのでしょうか。
伊藤代表:いえ、社内周知には非常に苦労しました。
そもそも企業年金制度は仕組みが複雑で、以前からマネーリテラシーに関するお知らせをおこなってきた当社でも、浸透するまでには時間がかかりましたね。
社内連絡に使っているチャットツールを活用して、高頻度で「はぐくみ企業年金」に関するアナウンスを繰り返し、全社イベントでも説明をして、とにかく情報発信を続けました。その結果が高い加入率につながったのかなと思っています。
導入後の社員の反応はいかがですか。
伊藤代表:導入当初は仕組みに関する問い合わせもありましたが、最近はとくに社員の反応は少なくなっています。
本当にいい制度には声があがらず、改善すべき制度には声があがるという傾向があるなか、とくに何の不満も改善点もあがってこないことをみると、社員が制度に満足しているのだと思います。
「はぐくみ企業年金」は、御社の働きやすい環境づくりに貢献できていますでしょうか。
伊藤代表:もちろんです。「はぐくみ企業年金」は社員の資産形成に役立っていることはもちろん、社員同士の会話のきっかけとしても役立っていると思います。
社員数が50名を超えると社員同士が「他人」の関係になりがちで、当社ではさまざまな施策で社員同士のつながりを促進してきました。「はぐくみ企業年金」も、社員同士の会話のきっかけになっており、健全な関係性づくりに貢献してくれていると感じています。
加入者様の声
はぐくみ企業年金を実際に活用されている職員の方にお話を伺いました。

「はぐくみ企業年金」の最初の印象を教えてください。
関口様:「はぐくみ企業年金」が会社で導入されて、最初は驚きました。前職には退職金制度がなく、それが普通だったからです。IT業界全体として、退職金の充実よりも毎月の給与を高くする傾向が強いです。しかし、当社は高い給与と退職金制度のどちらも実現しており、驚いたのを覚えています。
制度を知ってからは、加入者の負担が少ないところに魅力を感じました。めんどくさがりの私にとってぴったりの制度だと思いましたね。
たとえば、投資先の選定は自分でする必要がなく、運用のプロに任せられます。また、特別な口座開設も不要で、会社から案内された手続きに沿って進めれば、積み立てが始まります。全体的に加入者の負担が少ない制度なのではないでしょうか。
加入してよかったと感じること、変化はありますか。
関口様:育児休業時にお金を受け取れるため、出産に対する不安が減りました。万が一足りなくなっても「はぐくみ企業年金」があるから大丈夫、と安心できています。
また「はぐくみ企業年金」への加入をきっかけに、NISAやiDeCoについても詳しく調べるようになりました。以前から「やったほうがいい」とわかってはいましたが、なかなか一歩を踏み出せずにいたのです。
今は、口座開設と購入銘柄のリサーチまで終えており、今年中にはいずれかの制度の活用を始めるつもりです。
エンジニア同士で、株や投資の話をする機会も増えました。当社では全社員の給与明細が公開されており、掛金額も見れます。「掛金額、結構高いですね」といった会話をきっかけに資産形成についての考え方を聞き、自分の考えを見直すことも多いです。

「はぐくみ企業年金」の最初の印象を教えてください。
長谷川様:私の場合は前職でも退職金制度があり、制度自体はある程度理解していました。そのうえでとくに印象的だったのは、少額からスタートできるハードルの低さです。「1,000円からでもいいんだ」と驚いたのを覚えています。
私は上限いっぱいまで掛金を上げたいというよりは、まずは生活に無理の出ない少額から始めたいと考えていました。母が元銀行員で、資産に関しては「1つのところにまとめるより、いろいろな場所に分散したほうがいい」と助言をもらっていたのが大きかったです。
NISAやiDeCoに加えて、資産形成の「三本の矢」の一つとして「はぐくみ企業年金」を、長くコツコツ続けられればと考えています。
加入してよかったと感じること、変化はありますか。
長谷川様:「お守りが1つ増えた」ような感覚に近いかもしれません。
日常生活のなかで「はぐくみ企業年金」のメリットを感じる機会は少ないですが、元本が保証されている* こともあり、急な出費があっても「私には、『はぐくみ企業年金』がある」と安心できています。
意識の外で積み立てを自動的に続け、いざというときに、それなりの額になっていることが楽しみです。給料が上がったタイミングで掛金金額を少しずつ増やしたい気持ちもありますが、とにかく無理はせず「できれば上げよう」くらいの考えで続けていければと思っています。
* 運用実績により不足が生じた場合は、事業主が不足分を補てんします。
それでは最後に、伊藤代表より今後の展望について教えていただけますか?
伊藤代表:当社は売上日本一や利益率日本一を目標にしていません。目指しているのは「社員が定年退職まで幸せに働ける会社」です。
誤解を恐れずに言えば「利益率が高いことはよくない」とすら考えています。利益率の高さは、社員への還元率の低さを意味するからです。利益が出たときは、給料や福利厚生の充実のかたちで社員に還元し、一人ひとりの幸福度を追求し続けます。
今後も「はぐくみ企業年金」を続けつつ、同じように社員にとってよい制度を積極的に導入していければと思います。
本日は、インタビューにご協力いただきありがとうございました。























