
子どもの主体性を育むには、まず職員から

本日はよろしくお願いいたします。まずは御法人の事業内容や園の特徴について教えていただけますでしょうか。
友岡園長:社会福祉法人友岡福祉協会は、鹿児島県鹿屋市で保育所型認定こども園「白崎保育園」を運営しています。園児の定員は約70名、職員は私を含めて28名(2026年4月時点)が働いています。
園の特徴としては、子ども主体で遊びを中心とした保育を行っている点です。子どもたち一人ひとりが、自分でやりたいことを選び、遊びを通じて主体性を発揮できるような保育に取り組んでいます。
「子どもの主体性」について、どのように引き出すのでしょうか。
友岡園長:園がやるべきことは、子どもたちがいろいろな「選択」のできる環境をつくることだと考えています。
たとえば、当園の園庭は砂場エリア、芝生の広場エリア、山エリアなどエリア分けをしていて、エリアごとに特徴をつくっています。室内も、ブロックで遊べる場所、お絵描きができる場所、おしゃれができる場所などに分けていて、子どもたちが自分で遊び場所を選択できるようにしているのです。
そのうえで、それぞれのエリアには遊びに使えそうなものを置いています。たとえば、おしゃれができる場所には、100円ショップで購入したウィッグや、紙でつくったネイルチップなどを置いています。子どもたちはそこにある道具を使って自分たちでおしゃれをしたり、保育士とヘアセットをして遊ぶことが多いです。
このおしゃれゾーンでの遊びは、行事にもつながっています。たとえば、発表会で自分たちで着る衣装を自分たち自身でつくったこともあります。それによって主体性を引き出すだけでなく、普段は気持ちの切り替えが難しい子どもでも自分で作った衣装を着るので、気持ちの切り替えがスムーズになったり、行事を楽しみに思う子どもが増えたりといった効果もありました。
同時に必要なのが、職員一人ひとりが子どもたちの主体性を支えることです。
当たり前ですが、子どもの「やりたい」という気持ちだけでは実現が難しいこともあります。そのようなときは、職員から「これをやったらもっと面白いと思うよ」「ちょっとこれをやってみたいんだけど、どうかな」などの提案や問いかけが必要です。
とはいえ、園の理念や思いが職員に100%浸透しているわけではありません。そこで、特定の役職が集まるリーダー会議や各職員の担当業務ごとに開催される会議、研修会議などを設け、園の方針共有や意見交換などをしています。
そのうえで、職員一人ひとりが子どもたちと真摯に向き合い続けるには、職員自身が安心して長く働ける環境が必要です。職員が将来への不安を抱えていると、目の前の子どもたちに丁寧に向き合うための心の余裕がもちにくくなります。
職員一人ひとりの将来への不安を減らすための取り組みの一つとして、「はぐくみ企業年金」の導入がありました。
経営面と職員の安心、両方のメリットで導入を決断
「はぐくみ企業年金」との出会いはどんなきっかけでしたか。
友岡園長:きっかけは、信頼している他の保育園の方々が「はぐくみ企業年金」を導入していたことでした。「導入してよかった」「いい制度だ」という声を聞いて、ベター・プレイス社に問い合わせた、というのが経緯です。
「はぐくみ企業年金」の第一印象を教えてください。
友岡園長:この制度なら、当園に在籍する職員の将来への不安を減らせると思いました。
そもそも、昨今の保育業界の退職金制度を取り巻く環境の変化を受け、「将来に向けた備えとして、新しい仕組みを検討しなければ」という思いが頭の片隅にずっとありました。その点「はぐくみ企業年金」は、退職後の人生を金銭的に支えてくれる、いい制度だと感じたのです。
加えて、職員にとって「はぐくみ企業年金」への加入が、資産形成や老後に向けた人生プランを考えるきっかけになってほしいという思いもありました。
とくに若い職員はまだ老後の実感がなく、備えをしている人は少ないです。しかし、どこかで備えなければ、定年間際になって「老後をどうしよう」と慌てることになります。「はぐくみ企業年金」自体が将来への備えですが、そのうえで加入をきっかけに、自分のライフプランを考えることにつながればという思いがありました。
導入の決め手を教えてください。
友岡園長:まず、税金・社会保険料負担の軽減効果*¹の存在が大きかったです。職員にとっても園にとってもメリットがあると感じました。
また、制度自体がわかりやすかったことも導入の後押しになりました。
NISAやiDeCoなど他の資産形成手段は内容が複雑で、とくにリスクに関しては理解しきれていないことも多かったです。それに比べて「はぐくみ企業年金」は元本保証*²であり、最低でも掛金だけは返ってくる仕組みです。これなら、職員が安心して加入できると感じました。
また、「はぐくみ企業年金ナビ」をはじめ、制度について解説された資料が充実していたこともよかったです。「マンガでわかる! はぐくみ企業年金」は非常にわかりやすく、制度理解の助けになりました。そのうえで、勉強会などのサポートが充実していたことも、導入にあたっての安心材料になりました。
*¹ 社会保険料の軽減効果は、前払い退職金制度を導入することによって副次的に発生するものです。選択する掛金額によっては、将来の老齢厚生年金受給額を含む、その他諸給付額が減少する可能性がございます。
*² 運用実績により不足が生じた場合は、事業主が不足分を補てんします。
御法人では独立行政法人福祉医療機構(WAM)の退職手当共済制度にも加入されていると思うのですが、「はぐくみ企業年金」との併用について工夫されていることはありますか?
友岡園長:併用しているからといって、とくに意識していることはありません。
「はぐくみ企業年金」は個人で積み立てたい部分について、加入も含めて個人の意思に任せている部分です。一方、独立行政法人福祉医療機構の退職手当共済制度は原則職員全員が対象の制度なので、完全に切り離して考えています。職員それぞれが自分の生活と照らし合わせて、必要な分を「はぐくみ企業年金」で積み立ててもらえればと考えています。
導入後、社会保険対象の職員全員が加入する高い加入率に

導入後、職員の方からの評価や反応で印象に残っているものはありましたか。
友岡園長:職員から何か具体的な声があがったわけではありませんが、社会保険の加入対象となっている職員全員が「はぐくみ企業年金」に加入した(2026年4月時点)ことが、何よりの反応だと感じます。すべての職員が「加入したい」と思うほど、「はぐくみ企業年金」は職員にとって魅力的だったのだと思います。
職員の皆さんへの説明や周知の仕方で、何か工夫されていたのでしょうか。
友岡園長:特別なことは何もしていません。
ベター・プレイス社の発行する「はぐくみ企業年金」の冊子や漫画を共有し、そのうえで「私自身も加入している」「こういう良さがある」と直接伝えるようにしていました。
若い職員には「お父さんお母さんにも相談してみて」と話していたぐらいで、特別な広め方を考えていたわけではありませんでした。
園としては、「はぐくみ企業年金」の導入によってどのようなメリットを感じていらっしゃいますか?
友岡園長:園としては、まずコスト軽減効果*¹を期待できることが大きなメリットです。
また、求人の場面でも「はぐくみ企業年金」の導入は、福利厚生のアピールにおいて効果的だと考えています。具体的な活用はこれからですが、積極的に紹介できればと考えています。
*¹ 社会保険料の軽減効果は、前払い退職金制度を導入することによって副次的に発生するものです。選択する掛金額によっては、将来の老齢厚生年金受給額を含む、その他諸給付額が減少する可能性がございます。
加入者様の声
はぐくみ企業年金を実際に活用されている社員の方にお話を伺いました。

「はぐくみ企業年金」の説明を最初に受けたときの印象を教えてください。
樋口様:最初に園長から「はぐくみ企業年金」について教えてもらったときは、そもそも「年金」が未来の話すぎてピンと来なかったというのが正直なところです。
しかし、ベター・プレイス社主催の説明会で話を聞くと、20代の今から始めることで、将来の選択肢を広げられると理解できました。今のうちに知れてよかったと感じています。
加入を決めた決め手はありましたか?
樋口様:私はあまり貯金が得意なタイプではないので、「はぐくみ企業年金」に毎月あらかじめ決めた額の積み立てができるという点が、続けやすく、将来への安心につながると感じました。
加えて、税金・社会保険料の軽減効果*¹も決め手の一つです。加入前に母にも相談しましたが、「いいんじゃない」という反応で、それならやってみるかと加入しました。
*¹ 選択する掛金額によっては、将来の老齢厚生年金受給額を含む、その他諸給付額が減少します。
掛金の金額はどのように決められましたか?
樋口様:最初はベター・プレイス社から提案していただいたプランの中から選びました。しかし、途中で家計的に厳しいタイミングがあり、そのとき掛金を下げました。また状況が変われば、掛金を上げることも検討したいです。
加入後に何か変化はありましたか?
樋口様:加入前は「余ったお金は貯金しなきゃ」と思っていましたが、今は「はぐくみ企業年金」で将来への備えができていることから、旅行や美容などの趣味に安心して使えるようになりました。
同時に、資産形成への意識も高まり、浪費は避けるようにもなりましたね。
制度の導入を通じて、園や職場への印象に変化はありましたか。
樋口様:「ちゃんと職員の将来を考えてくれている園だな」と感じました。若手にも、こういう制度を用意してくれているのはありがたいです。
それでは最後に、友岡園長から今後の展望について教えていただけますか。
友岡園長:日本は少子化が進んでおり、園の運営は今後ますます厳しくなると考えています。それでも長年お世話になったこの鹿屋市の方々のために、保育園は続けたいと思っています。
加えて、いま当園は職員同士の人間関係が良好で、ベテランも若手も関係なくコミュニケーションを取りやすい雰囲気があります。この空気感を今後も大事にしていきたいです。
職員の幸せが、子どもたちへの保育の質にもつながります。これからも、職員たちが働きやすい職場を維持し続けたいです。
本日は、インタビューにご協力いただきありがとうございました。

























