導入事例

職員の皆さんに自信を持ってお勧めしています

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社会福祉法人森友会 なかよしの森保育園
小手川義光先生(園長)、中村麻優先生(保育士)
https://sinyukai.com/nakayosi/

東京都中野区にある社会福祉法人 森友会様の施設・なかよしの森保育園。
はぐくみ企業年金(福祉はぐくみ企業年金基金)の発足にともない、2018年4月にご加入いただきましたが、小手川義光先生(園長)と中村麻優先生(保育士)にお話をお伺いしました。

なお、社会福祉法人森友会様はそれまで確定給付企業年金制度を導入していましたが、はぐくみ企業年金に移換手続きを行いました。

はぐくみ企業年金に加入してよかった点を教えていただけますか?

小手川園長
はぐくみ企業年金への加入をきっかけに、これから生きていくうえで大切なお金の話を職員とじっくり話しができるようになったことが一番よかったと思います。
保育所は職員のほとんどが女性の職場ですし、これからの時代、女性が自立した人生を送れるようにすることが大切だと思っています。また、そのために将来安心して暮らせるだけのお金を自分でしっかりと貯めていくことが必要です。
はぐくみ企業年金への加入によって、税金や社会保険料の負担が減り、貯蓄もしっかりできるため、自信を持って職員の皆さんに勧めることができます。

一方、この数年で保育士の処遇改善が急速に進んでいます。もしはぐくみ企業年金がなかったら、処遇が大幅に改善されたにもかかわらず、税金や社会保険料でかなりの額が消えていったかもしれません。そう思うと、この制度を導入していない法人に比べて当法人の職員はラッキーだったのではと思います。

また、職員が加入することで減少する法人負担の社会保険料分を、毎年、職員の健康診断のオプションとして、乳がん、子宮がんの検診費用に充てることができるため、職員も喜んでいます。
保育士不足のなか、保育士確保の面でアピールできたこともよかったと思います。

はぐくみ企業年金に対して改善点や要望はありますか?

小手川園長
いちばんお願いしたいことは、安定した運営と今後も安心して預け続けることができるようになることです。その上で、運用利率が少しでも上がれば、加入した職員が喜ぶと思います。

職員の方から、何か感想やコメントは寄せられていますか?

小手川園長
はぐくみ企業年金の発足当初は懐疑的だったと思いますが、今では、制度のメリットをしっかり自覚しているようです。ある職員は「これまで貯金ができなかったが、はぐくみ企業年金に加入することで貯金ができるようになって嬉しいです」と喜んでいました。

手続きや事務処理などの面で困ったことなどはありましたでしょうか?

小手川園長
手続きは正直煩雑な面もあります。定期昇給が4月のため、年度初めのとても忙しいときに一人ひとりの支給額を算定し、社会保険料の標準報酬額に当てはめて、いくらの掛金をかければ社会保険料がいくら節約できるかをシミュレーションして、職員に説明し、掛金を決めてもらっています。これがいちばん大変ですが、職員のためですので頑張ってやっています。

はぐくみ企業年金に今後どのようなことを期待されていますか?

小手川園長
社会的な認知度を高めてほしいことです。職員が安心して加入できるように、加入する団体、企業が増えてほしいですね。たいへん有利な仕組みなので、広がっていくと思っています。

その他、ご意見やご感想などをお聞かせ願えますか?

小手川園長
現状、とても有利な制度ですが、今後国の政策で、今の仕組みが変わるというようなことがないように、各方面への働きかけも進めてもらいつつ、制度の存続や発展に努めてほしいと思います。
また、毎年1回でよいので、基金の現状や運用などについてレポートをいただけるとありがたいですね。

続いて、中村先生にもお話をお聞きしました。中村先生は、なかよしの森で働き始めて4年目、20代前半の保育士先生です。

はぐくみ企業年金に加入する前に、運用などはされていましたか?

中村先生
とくに何もしておらず、毎月の給料から使わなかった分が残っていって、それが貯金、という感じでした。

はぐくみ企業年金に加入しようと決めた一番の理由はどんな点でしょうか?
また、説明を受けたさいどのように感じましたか?

中村先生
初めて聞いたときは、仕組みなどちょっと難しいなと思いました。
加入を決めたのは、園長先生に勧められたことが一番大きかったです。また、それまでのように、なんとなく残ったお金が貯金というカタチではなく、きちんと貯められるのがいいなと思い、始めることにしました。

小手川園長先生
職員に紹介するさいに、「こうしなさい」ではなく、「こういうものがありますよ」といっていろいろ説明します。生保とか他の選択肢もあるよと伝えた上で、最終的に決めるのは自分自身だよ、というように話をしています。

これまでに掛金の変更はされましたか?

中村先生
はい、増やしました。現在、実家で暮らしているので、出費が少ない今のうちにたくさん貯められればいいなと思うので、割とまとまった額で増額しています。

毎月の積み立てに負担を感じたりはしませんでしたか?

中村先生
いえ、今までのところそんなに負担には感じていません。あらかじめ積み立てる分を引かれているので、振り込まれた額の中でやりくりしていて、負担ということはあまりなかったです。

給与明細は毎月見ていますか?

中村先生
(即座に)はい、見ています。毎月の積み立て額を見て、貯金が貯まっているなと確認して、手応えみたいなものを実感できると嬉しいです。

貯まったお金はどのように使おうと考えていますか?

中村先生
う~ん……将来のために、とは思っているんですが……とくに具体的には(使い道は)決まっていないです。

小手川園長
将来の安心材料ですよね。
これから転職したり結婚したりというときに、何もないというのではなく安心感があると思います。中村先生世代の人たちの時代に年金制度がどうなっているか、分からないですしね。はぐくみ企業年金は将来の年金制度を補うものでもありますしね。

はぐくみ企業年金について、今後期待することや要望などはありますか?

中村先生
う~ん……確実な運用で、たくさん利息がついて貯金が増えたら嬉しいです。

小手川園長
初めにお伝えしたとおり、はぐくみ企業年金のお話の流れで、今後や将来、どういうときにどのくらいお金が必要かといった話を話題にしてきました。はぐくみ企業年金というきっかけが無かったら、将来の生活設計の話はできなかったと思います。税金や社会保険料の仕組みも含めて、深く話し合うことができています。みんなも真剣に考えて質問をしてきますし、そういう意味でも職員は健全な社会人になってくれていると思いますね。

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