
高い技術力と柔軟な対応力で、各業界の包装・梱包作業における人手不足を解消する

本日はよろしくお願いいたします。まずは御社の事業概要と強みについて教えていただけますか。
大東専務(以下、専務):当社は、1998年12月に全国タチカワ株式会社のパッケージング事業部自動機部門を分社独立し、発足しました。今年(取材日:2025年9月)で設立27年目になります。少子高齢化が進み、各業界の包装・梱包作業における人手不足が課題になっている中、当社は「包装設備の自動化」でお客様をご支援しています。
例えば、段ボールにポリ袋をつける単純作業に人手が割けないとお悩みのお客様に、ニーズをお聞きしながら開発したのが、自社開発の全自動ポリ袋装着機(ポリオートセッター)です。その他には、確実な口封じで異物混入を防ぐ、全自動ポリ袋口封機(ポリオートクローザー)をはじめ、段ボールを自動で組み立てる製函機から、段ボールケースなどをパレット上に積む機械(パレタイザー)まで、お客様のニーズにあった包装工程と自動化の提案をしています。
当社の強みは、「高い技術力」と「柔軟な対応力」です。設計・製造・納入・メンテナンスまで自社完結できる、お客様のニーズに合わせた細かなカスタマイズを行える、「技術力」と「対応力」が自慢です。
包装・梱包作業における人手不足を自動化で解決する事業の展開は、人が重要になってきそうですね。
専務:そうですね。当社は、人が何よりも大事であり人への投資は惜しまない方針です。人があってこその、「高い技術力」と「柔軟な対応力」です。お陰様で昨年度は過去最高売上を達成しました。これも、従業員一丸で頑張ってきたからこその成果です。一方で、従業員に負荷をかけることにもなってしまい申し訳ない気持ちになりました。そんなこともあり、従業員のために何ができるか考え、今回「はぐくみ企業年金」を導入しました。私の仕事は、従業員が安心して働ける環境づくりです。前進への旗振り役として、今後も従業員のためになる取り組みを進めていきます。
昨年度は過去最高売上を達成されたとのこと、おめでとうございます!働く環境づくりで意識されていることを教えてください。
専務:当社の社風はチームワークを重視し、挑戦と改善を続ける風土で、未経験者も研修やOJTを通じて着実に技術を習得できる環境づくりをしています。「良品第一主義」「共存・共栄」「信頼と参画の経営」を経営理念に、今年は、地元プロバスケットチーム「愛媛オレンジバイキングス」のパートナー企業となり、スポーツを通じて地域と社員が一体となって盛り上げていく取り組みも進めています。
お客様、取引先様、従業員、そして、地域との共存・共栄を目指されているということですね。働く従業員を元気に、地元を元気に。素晴らしい連鎖ですね。
従業員の仕事も生活も、福利厚生制度も、充実させたい

そんな御社が「はぐくみ企業年金」を導入したきっかけを教えてください。
専務:きっかけは「YouTube」です。「YouTube」で税理士の方が取り上げているのを見て、これは導入しない理由がないと思いました。提携先の金融機関さんからもお話を聞き、つないでいただきました。
お話ししたように、私の重要な仕事の一つは従業員が安心して働ける環境づくりですが、他には、新しい従業員の採用もあります。なかなか苦戦していますが、当社では積極的に人材の採用を行っています。
社会・市場の変化は激しく、会社として売上を伸ばし利益を残すことは容易ではありません。同様に従業員の給与を大幅に上げることも難しい中で、「はぐくみ企業年金」の導入により、従業員の生活安定と実質的な可処分所得※1の向上を、また、福利厚生制度の充実をはかることでの採用力強化を叶えられるのではと感じました。
※1:「実質的な可処分所得」とは、はぐくみ企業年金に拠出した掛金を含めた額を指します。加入者が選択する掛金額によっては、老齢厚生年金受給額を含む、将来の社会保険給付金の額が減少する可能性がございます
福利厚生制度の充実とのことですが、御社では他にはどんな福利厚生制度を利用されていますか?
専務:「はぐくみ企業年金」と同じお金の福利厚生制度という意味では、確定拠出年金制度(以下、企業型DC)の導入もしています。退職金制度を変えたいと思う中で、7年ほど前に導入しました。他には、割引や優待などの会員特典のある福利厚生サービスを導入しています。ただ、こちらは、従業員にあまり利用されていないため、見直しを検討しています。
「企業型DC」と「はぐくみ企業年金」が併用できるとご存じでない方もいらっしゃるのですが、御社は併用されているのですね。併用しての導入を決められた理由について教えてください。
専務:正直なところ、併用したいと思っていたわけではなく、従業員にとって、会社にとって、より良い方法を模索する中で「はぐくみ企業年金」を知り、「企業型DC」との併用が可能だと分かった、という形です。
お金の福利厚生制度の導入には、従業員に、お金という自分の資源について興味をより持ってもらう意図も実はあります。従業員一丸でより良い会社を作っていきたいと思う中で、従業員に情報や勉強の機会の提供もしていきたいと考えています。お金の福利厚生制度の導入が、そのきっかけになったらと思います。
従業員の皆様の金融リテラシー向上、それに伴う生活安定への寄与も想われているのですね。大東専務の従業員の皆様への想いをお聞きして、あたたかい気持ちになりました。
元本保証※2という安心感、給与以外の積立がある安心
実際に導入してみて、従業員の方の反応はいかがでしたか?
専務:当社は今年加入したばかりのため、従業員の反応をまだあまり聞けていません。現在従業員39名ですが、その1割でも2割でもいい、「はぐくみ企業年金」の導入によって、「安心して働ける」「助かる」と感じる、そんな従業員がいるならば、導入してよかったと思います。
今日は、従業員を2名呼んでいますので、ぜひ直接聞いてみてください。

一色様、濵田様、よろしくお願いします。「はぐくみ企業年金」の説明を初めて聞いた際の印象について教えてください。
濵田様(入社1年目):今年大手企業から転職して入社しました。前職でも企業型DCに加入し、入社のタイミングで切り替えた経緯があります。企業型DCは知っていたので、「はぐくみ企業年金」の説明を聞いた際も、抵抗感はありませんでした。資料を家に持ち帰って、家族と話をして、今後のためにやっておこうと加入を決めました。
一色様(入社7年目):従業員向け説明会で「はぐくみ企業年金」という名前を初めて聞き、説明会後に同僚達と話した際に、加入するという同僚の声に後押しされ、自分も入ろうかなと思いました。その後ウェブサイトで検索し、元本保証※2という言葉を安心材料に、何もしないよりはやってみようと決めました。
※2 運用実績により不足が生じた場合は、事業主が不足分を補てんします。
そうなんですね。加入して良かったと感じること、変化はありますか?また、会社の福利厚生制度について、どのように感じられていますか?
濵田様:給与以外でも積み立てている場所があるということが安心につながっています。福利厚生制度だけを見れば、前職は大手企業だったこともあり、実は前職の方が充実していました。しかし、「はぐくみ企業年金」の導入に関する話も含め、会社の方針や考えを身近に感じながら仕事ができる今の環境がより働きやすく、重要だと感じています。
一色様:例えば、給与明細の見方が変わりました。7年前に入社してから、会社の福利厚生制度はどんどん進化していっているのを、給与明細からも感じています。新しい手当の項目が増え、今回で「はぐくみ企業年金」の掛金に関わる項目も増えました。これからは、新しい福利厚生制度などの提案を従業員側からもしていけたら、より働きがいのある会社になり、当社で働きたい人を増やすことができるのではと思います。
働きがいのある会社を皆で作っていく、それは、大東専務の言われる従業員一丸の会社づくりと同じお話だと感じました。会社の方向性や考えが社内に浸透しているのですね。それでは最後に、大東専務から今後の展望について教えていただけますでしょうか。
専務:どんなに会社の売上や利益が上がったとしても、仕事と生活のバランスが崩れてしまっていては心身共に疲弊してしまいます。福利厚生制度の充実を今後も目指し、従業員が安心して働き、生活の安定や実質的な手取りの向上を実感できる環境づくりを進めていきます。
大東専務、一色様、濵田様、本日は大変ありがとうございました。弊社サービスが、御社の目標の実現、従業員の皆様が安心して働ける環境づくりに、少しでもお役に立てていたら幸いです。


















編集部コメント
「企業型DC」と「はぐくみ企業年金」の併用で、「運用による運用益を得る可能性」と「安定した給付」の両方を享受できるなど老後資金の充実をはかることができます。ぜひ皆様に、ご自身にあった形でご活用いただけたらと思います。