
ヒロココシノの取り組み「次世代へのバトン」について
「次世代へのバトン」について、教えてください。
2021年に兵庫県立美術館で「コシノヒロコ展」を開催しました 。そのテーマは「未来へのバトン -To The Future-」でした 。次の世代、若者や子どもたちへのバトンをつなぐことが、母であり創業者のコシノヒロコの長年のライフワークであり、バトンを繋ぐことで文化の底上げに貢献することを目指しています 。会社としても、子どもたちの育成事業に積極的に関わっています 。
具体的なプロジェクトはどんなものがありますか。
東京都が主催する子ども育成事業「ネクストクリエーションプログラム」の一環として、昨年度から「こどもファッションプロジェクト」を受託運営しています。このプロジェクトは25年度、26年度と続く予定で、初年度の2024年は子どもたちによるファッションショーを開催し、今年度はファッションムービーの制作などを開催予定です。少子化対策にもつながるよう、文化を通じて子どもたちを教育することを目的としています 。
取り組んでみていかがでしたか。
コシノヒロコの言葉ですが、現代の子どもたちはITやゲームに触れることが多い中、自分で手を動かして、デザインしたり、何かを創作したりすることに、目をキラキラさせてワクワクするようです 。好奇心旺盛に取り組む子どもの姿を見ると、私たちも元気をもらえますし、子どもならではの枠にとらわれない発想には、コシノヒロコも刺激を受けていました 。このプロジェクトによって、子どもたちの成長が楽しみであると同時に、指導者として携わる各分野のプロなど大人たちも元気をもらえるような、とても良い相互作用が生まれていると感じています 。
退職金制度の充実で、従業員に還元したい

今回、「はぐくみ企業年金」をどのようなきっかけで導入されましたか。
以前から導入していた前払い退職金制度は、従業員にとっては手取りが増えますが、資産形成する場合は運用先の選定や手続きなど全て自己管理する必要がありました。一方で、「はぐくみ企業年金」は、元本保証*で、運用は基金が行うので、従業員が資産形成しやすい制度だなと思いました。当社の退職金制度をさらに充実させることで、従業員の福利厚生の向上を図れると考え、導入を決めました 。
* 運用実績により不足が生じた場合は、事業主が不足分を補てんします。
従業員の福利厚生については、以前から社内で話し合われていたのでしょうか。
はい、そうですね 。これまでも、研修費の補助や、語学学習などスキルアップのための費用援助といった福利厚生は行ってきました 。
「はぐくみ企業年金」の導入を決められた理由は何でしょうか。
顧問の社会保険労務士の先生からの推薦があったからです 。日頃からきめ細かなご指導をいただいており、とても信頼している方なので、先生から従業員の福利厚生を充実させる一つとして「はぐくみ企業年金」をすすめられ、導入を検討しました 。
一番メリットに感じた点はどのようなところでしょうか。
個人的には、従業員にとって税などの軽減効果*が大きいと感じています 。また、既に導入している前払い退職金制度だけでは、退職時に受け取る退職金を在職中に毎月分割払いするので退職時に受け取れる金額がゼロになってしまい寂しいと感じていました 。「はぐくみ企業年金」であれば、従業員自身が積み立てたお金を退職時に受け取ることもできるので、お金の不安の軽減に繋がることが良いと考えています 。
*選択制(既存の給与の一部を「前払い退職金」に変更し、従業員ひとり一人がその「前払い退職金」の受け取り方を選択できる制度)を導入した場合となります。選択する掛金額によっては、将来の老齢厚生年金受給額を含む、その他諸給付額が減少する可能性がございます。
説明会で感じた従業員の将来への真剣さ
今回の「はぐくみ企業年金」説明会は、同日に小篠社長へインタビューの実施もありましたので、通常開催のオンライン形式と異なり、特別に対面形式で開催となりました。参加された従業員の皆さまと密なコミュニケーションの元、行うことができました。

今日の説明会での皆さんのご反応はいかがでしたか。
非常に積極的で、正直驚きました 。従業員たちも意識が高く、自分の将来について真剣に考えているのだと思いました。社員の年齢は30代~50代が占めていますが、年齢関係なく皆が切実に考えていることを実感しました。
普段から従業員の方が資産形成に関して話すことはありますか。
私から直接資産形成について話す機会はあまりありません 。ただ、年齢を重ねるにつれて、一人ひとりの資産形成に対する意識は自然と高まってきているように感じています 。
説明会を聞いてみたご感想や今後の期待があれば教えてください。
説明会では時間いっぱい質問を受けていただき、きちんと回答してくださってありがたく思います。
本日はありがとうございました。



















