プレスリリース
2025.12.23
ベター・プレイス、2025年の成長をまとめたインフォグラフィックスを公開
「はぐくみ企業年金」加入者数11万人、導入法人数5, 000社を突破と好調に推移
「福祉はぐくみ企業年金基金」(以下、「はぐくみ企業年金」)
ベター・プレイスは2025年、導入支援を行う「はぐくみ企業年金」の加入者数が11万人を突破し、導入法人数は5,000社を超えました。制度設立以来、拡大を続けています。
昨年公開した、一年の成長を振り返るインフォグラフィックスの反響を受け、今年も2025年の当社のあゆみをわかりやすくお届けします。
今後も、お金の福利厚生「はぐくみ企業年金」をご利用いただくことで、全国の中小企業で働く方々の資産形成をサポートし、「お金の心配なく」「自分らしく働ける」社会の実現を目指し、邁進してまいります。
1. 「はぐくみ企業年金」加入者数11万人を突破
「はぐくみ企業年金」は、2018年の設立以来加入者数を伸ばし続けており、2025年6月には節目となる10万人を突破、さらに11月末時点で110,856人と11万人を超えました。
2. 「はぐくみ企業年金」導入法人数5,000社突破
「はぐくみ企業年金」を導入いただいている法人数も増加の一途をたどっています。2025年は導入法人数5,149社となり、5,000社を突破しました(2025年11月末時点)。
3. 全国の金融機関31社と連携
今年、当社は7社の金融機関との業務提携/ビジネスマッチング契約締結を発表しました。連携する金融機関は31社に達し、東北、関東、北陸、東海、近畿、中国、四国、九州の全国8エリアでの連携体制を確立しています(2025年11月末時点)。
また連携の広がりは年々加速し、今年は金融機関にとどまらず地方大手リース企業との提携も加速、全国の経営者の皆様への認知拡大を推進しています。
4. 税理士法人・税理士事務所との新規提携件数が200を突破
経営者にとって身近なパートナーである税理士を通じて「はぐくみ企業年金」へのアクセスを容易にするため、2024年11月より税理士法人との連携を強化。2024年11月から10か月間で税理士法人・税理士事務所との提携は200件を突破し(2025年9月末時点)、税理士を通じた導入支援体制を急拡大しています。
5. 「はぐくみ企業年金」への加入が従業員の人材定着・エンゲージメント向上に寄与する効果が期待できることを実証:山梨大学名誉教授・福利厚生戦略研究所所長 西久保 浩二氏との共同研究
山梨大学名誉教授であり福利厚生戦略研究所 所長の西久保 浩二氏と共同で、「はぐくみ企業年金の加入要因とその経営的効果」についての調査を行いました。
その結果、「はぐくみ企業年金」の加入者は非加入者と比較して、従業員エンゲージメントが向上することが実証されました。また、非加入者と比較して企業が重視する「定着性」「勤勉性」「貢献意欲」のすべてにおいてスコアが上回り、良好な労働態度形成に貢献していることが示唆されています。
詳しい結果はこちら:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000145.000074850.html
6. 企業年金DXシステム「はぐONE」アプリ版をリリース
「はぐくみ企業年金」の導入法人・加入者に向けた企業年金DXシステム「はぐONE」のスマートフォン向けアプリを7月にリリースしました。
ベター・プレイスが開発している「はぐONE」は、「はぐくみ企業年金」の導入法人において事務手続きの負担を軽減できるほか、加入者(従業員)は、掛金の申請や積立額の確認などをスマートフォンで簡単に行うことができるシステムです。
このたびのアプリ化により、「はぐONE」の従来機能に加え、ログインのスムーズ化やプッシュ通知機能が追加され、より加入者(従業員)の皆様に使いやすく進化しました。
7. 「はぐくみ企業年金」のソーシャルインパクト
2025年11月、2025年9月末時点のデータを基に「はぐくみ企業年金」の普及推進がもたらした社会的価値に関するレポート「ソーシャルインパクト2025」を発表しました。
「はぐくみ企業年金」導入法人の95%は従業員300名以下の中小企業であり、また、3分の1は福祉・医療・教育関連業種の法人です。
加入者の属性データでは、半数以上が女性であり、10~30代の若い世代が4割超、パート職員の方が1割近くを占めています。また、投資初心者の方が半数以上を占めており、初心者でも無理なく始められる資産形成手段を提供しています。
また、上記のような実績データに加えて、実際にご加入いただいている皆様の声と導入法人の担当者の声を掲載しました。
加入者の声からは、ライフイベントによる予期せぬ収入減や出費が発生した場合の「セーフティネット」としての活用事例、法人担当者の声からは、福利厚生充実による魅力的な会社づくりのツールとしての活用事例をご紹介しています。
「はぐくみ企業年金」ソーシャルインパクト2025についてはこちら:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000150.000074850.html
8. 代表 森本 新士が初となる著書を出版『お金の心配がなくなる未来のつくり方~共助思考で挑む、誰もが尊厳をもてる世界へ』
2025年6月25日にベター・プレイス代表 森本の初となる著書『お金の心配がなくなる未来のつくり方~共助思考で挑む、誰もが尊厳をもてる世界へ』(幻冬舎)が発売されました。
「はぐくみ企業年金」は、森本が幼少期の経験や身内に起きた出来事を通して抱いた、「毎日懸命に働いて普通の暮らしをする人々を経済的に支え、お金の不安をなくしたい」という想いがきっかけとなり設立に至った企業年金です。本著は、この「はぐくみ企業年金」の誕生から、加入者が10万人を突破するまでの軌跡、企業年金にかける想いが記されています。
紀伊國屋書店大手町ビル店、および丸善丸の内本店で販売数ランキング1位※も獲得しました。
※紀伊國屋書店大手町ビル店:総合・ビジネス書部門 第1位(2025/6/23~6/29の販売数)
※丸善丸の内本店:経済・金融部門 第1位(2025/6/26~7/2の販売数)
9. 「はぐくみ企業年金」平均加入率74.2%、解約率は0.18%
「はぐONE」によりスマホひとつで申込や掛金の変更(基本的には年2回まで)などが可能となっており、利用者に使いやすいシステム設計で「はぐくみ企業年金」の平均加入率は74.2%を実現。解約率は0.18%となっています。
※平均加入率算出根拠
導入事業所ごとの導入月の加入率を単純平均したものです。
期間:直近1年(2024年10月~2025年9月)の導入事業所(2,001法人、2,044事業所)
加入率:実加入者数/厚生年金被保険者数(制度上、基金に加入できない者は除く)
法人規模別平均加入率:契約時の厚生年金被保険者数30名以下 77.2%、31~300名 66.6%、301名以上 50.5%
※解約率算出根拠
2024年10月~2025年9月における、1か月あたりの解約率にて算出。
1か月あたりの解約率=過去1年間の脱退事業所数÷1年前の事業所数÷12
10. 「はぐくみ企業年金」平均掛金月額 24,518円
「はぐくみ企業年金」への平均掛金月額は上昇を続けており、24,518円(2025年9月末時点、ベター・プレイス調べ)となっています。
11. 累計調達額 19.1億円
ベター・プレイスの企業理念に共感いただき、事業拡大に向けて多くの金融機関やVCの皆様にご支援いただいた結果、2025年のシリーズDでの資金調達を経て、累計調達額は19.1億円に達しました。
12. 売上高20億円を突破
売上高も毎年拡大を続け、2025年9月期は昨年の約1.4倍となる20億円を突破しました(2025年9月末時点)。
13. ARR* 12億円を突破
2025年9月期のARRは昨年の1.4倍となる12億円を突破しました(2025年9月末時点)。
*ARR(Annual Recurring Revenue):年間経常収益。各事業年度末のMRR(Monthly Recurring Revenue)=月間経常収益 の12倍として算出した。
14. 社員数157名、4年で5倍以上
「ビジネスを通じて、子育て世代と子どもたちが希望を持てる社会をつくる。」という企業理念に共感した仲間が多く集まり、社員数は157名を超えました(2025年9月末時点)。過去4年間で5倍以上に増加しています。
15. 「はぐくみ企業年金」の制度理解、金融教育への取り組み
これまで資産形成を行っていない方でも、制度や仕組みについてより深くご理解いただき、安心して「はぐくみ企業年金」にご加入いただけるよう、様々な取り組みを行いました。
・金融教育動画の配信
導入法人の従業員が資産形成に関する理解を深め、金融リテラシーを育む伴走支援となることを目的とした、動画シリーズの配信を開始しました(2025年7月)。
・「はぐくみ企業年金」に関する疑問や不安に答える、インタラクティブ形式Q&A動画の配信
導入法人の従業員へ行う説明会の後に、従業員お一人おひとりが個別の疑問を解消するためのツールとして、いつでも気になるテーマを選んで解説を聞くことができる動画の配信を開始しました(2025年10月)。
いずれも、企業年金DXシステム「はぐONE」上でご視聴いただけます。
今後も皆様にわかりやすく、資産形成を身近に感じられるようなコンテンツの拡充を継続的に行ってまいります。
16. 2026年に向けての展望
<ベター・プレイス 代表取締役社長 森本 新士 コメント>
2025年は団塊世代が全員75歳以上となり、医療・介護の逼迫と超人手不足が現実となった1年でした。この危機に対し、AIの社会実装は不可欠となり、私たちベター・プレイスでも定型業務へのAI活用が定着しました。しかし、それゆえに、AIでは代替できない保育・介護・建設といった「現場」の価値は高まるばかりです。
おかげさまで「はぐくみ企業年金」は加入者11万人、導入5,000社を突破しました。特に人手不足に悩む業界からの支持は厚く、山梨大学・西久保名誉教授の研究によって、本制度の導入は「人材定着」や「従業員エンゲージメント向上」といった効果が期待できることが統計的に実証されました。これは、「はぐくみ企業年金」が単なる資産形成手段を超え、組織と人を結ぶ強力な求心力となることの証明です。
技術がいかに進化しようとも、社会を支えるのは「人」です。私たちはこれからも、エッセンシャルワーカーや中小企業で働く皆様の「将来の安心」を支え、日本社会になくてはならないインフラとなるよう全力を尽くしてまいります。
<ベター・プレイス 取締役CFO 野崎 始 コメント>
2025年の飛躍進展は「西久保 浩二氏との共同研究論文」です。「はぐくみ企業年金」が従業員の定着やエンゲージメントに与える影響については、これまでも加入者様・加入法人様へのインタビューを精力的に行い、個社事例や定性的なエビデンス確保に努めてまいりました。
しかしながら、定量的なエビデンスの確保は、当社にとって長年の悲願でありました。
今回の西久保氏の論文における分析により、「はぐくみ企業年金」への加入が、人材の定着・エンゲージメント向上に寄与する可能性が高いことが実証されたことは、極めて大きな前進です。
我が国の人口動態、とりわけ生産年齢人口の急減を鑑みると、2040年頃まで「超人手不足時代」が続く可能性が極めて高く、当社の重点顧客である福祉・医療・建設といったエッセンシャルな分野での人手不足は特に深刻です。
この超人手不足時代を迎え、人材の定着や従業員エンゲージメントの向上が、企業存続をかけた最重要課題となることは間違いありません。
当社は、この喫緊の課題に対し、「お金の福利厚生」の側面から貢献し、「超人手不足時代のNo.1ソリューションサービス」となることを目指してまいります。
現状、「はぐくみ企業年金サービス」は道半ばであり、完全無欠なサービスではありません。より良きサービスを目指して、さらなる改善努力と切磋琢磨を重ねてまいります。
「はぐくみ企業年金」について
現在我が国は、人口減少と超高齢化による「就労人口の減少」が進み、慢性的な人手不足の現状があります。また、若年労働者が企業を退職する理由は経済的な理由が最多*¹であり、働く世代の老後の不安の第一位は「お金」*²となっています。
勤務する企業規模や居住する地域によって生じている経済格差、これは将来の資産形成、老後資金にも大きく影響しています。私たちは、主に中小企業とそこで働く方を支えるため、企業にも従業員にもメリットがある企業年金制度「はぐくみ企業年金」の導入を推進しています。
「はぐくみ企業年金」は厚生年金被保険者であれば、従業員(非正規雇用含む)でも役員でも加入可能な確定給付企業年金(DB)で、事業主側はコストを抑えながら企業年金・退職金制度を構築することができます。企業年金・退職金制度の充実が従業員満足度向上・離職率低下につながったというお声もいただいており、特に人手不足が深刻化している中小企業や福祉業界において、従業員に安心して働いてもらうための「お金の福利厚生」としてご好評いただいています。
従業員側のメリットには、難しい投資の知識が不要で、元本が保証*³されていることがあげられます。また、原則60歳以上にならないと受け取りができない企業型DC(企業型確定拠出年金)やiDeCo(個人型確定拠出年金)に比べて、高齢期の資産形成を目的とした積み立てが基本となる点は同じですが、年金として受け取るのではなく退職時や休職時、育児・介護休業時にも受け取る選択が可能なため、育児や介護を将来に控える従業員から厚い支持を集めています。
現在、導入法人の約95%が従業員300名以下の中小規模法人*⁴で、約3分の1の法人が福祉・医療・教育関連*⁵となっています。
*³運用実績により不足が生じた場合は、事業主が不足分を補てんします。
サービス紹介サイトURL:https://bpcom.jp/hagukumikikin/
(出所)
*¹厚生労働省 令和5年若年者雇用実態調査の概況
https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/dl/4-21c-jyakunenkoyou-r05_gaikyou.pdf
*²金融庁 金融審議会 市場ワーキング・グループ報告書「高齢社会における資産形成・管理」2019年6月
https://www.fsa.go.jp/singi/singi_kinyu/tosin/20190603.html
*⁴当社システム上に記録のある2018年4月~2025年9月導入法人(脱退除く)における契約時の被保険者数から算出
*⁵当社システム上に記録のある2018年4月~2025年9月導入法人(脱退除く)における業種から算出
株式会社ベター・プレイス
私たちは「ビジネスを通じて、子育て世代と子どもたちが希望を持てる社会をつくる。」という企業理念を掲げ、富裕層ではない一般の人たちが「お金の心配なく」「自分らしく働ける」社会を目指しています。
中小企業従業員やエッセンシャルワーカーの多くは、世の中を支える大切な仕事をしているにもかかわらず、大企業で働く人々と比べて所得水準が高くありません。また、勤務先に企業年金・退職金制度が設けられていないことが多いため、その恩恵を十分に享受できていません。
将来のお金の心配を抱えることは、QOL(クオリティ・オブ・ライフ)の低下や、子どもを望んでも安心して生み育てることができない心理状態につながります。
将来への「希望格差」― ベター・プレイスは、この課題を解決するために事業活動を行っています。
主なサービス
企業年金DXシステム「はぐONE」の提供
「福祉はぐくみ企業年金基金」企業年金・退職金制度導入設計・サポート
企業型確定拠出年金導入設計・サポート
会社概要
会社名:株式会社ベター・プレイス
所在地:東京都新宿区市谷本村町1-1 住友市ヶ谷ビル15F
代表者:代表取締役社長 森本 新士、代表取締役COO 古市 成樹
設立: 2011年10月17日
URL: https://bpcom.jp/
【採用情報】
ベター・プレイスでは、私たちと一緒により素晴らしい未来を作り上げていく仲間を募集しています。
少しでもご興味がございましたら、お気軽にご連絡ください。
採用情報はこちら: https://bpcom.jp/recruit/
- 報道お問い合わせ先
-
株式会社ベター・プレイス
コーポレートコミュニケーション&ガバナンス部 早川・好中・小林TEL:03-5227-8222 平日9:30~17:00(年末年始・祝日を除く)
MAIL:public@bpcom.jp
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