セミナー情報
2021.12.15
加速する少子化と保育経営の未来
保育業界で長きにわたり問題とされていた「待機児童」については、様々な施策が打たれ、保育施設が増えてきたことで現在では落ち着きを見せはじめています。その一方で、出生数の加速度的な減少の影響により「児童数の確保」が今後の保育経営における重要な要素になることは疑うところがありません。
2020年の出生数は約84万人(前年比約2万4千人減)と過去最少を更新したばかりですが、2021年の出生数はさらに減少し80万人を割り込む可能性が示唆されています(2021年12月現在)。10年前の2011年の出生数約105万人と比べると、実に20万人以上の減少幅となります。これほどまでに出生数が減少している要因の1つと考えられる新型コロナ感染症も、未だにはっきりとした終息への見通しが立っていないことを考えると、今後も出生数の減少傾向は続くだろうと懸念されます。
このような背景により、これまでの「保育園に入ることが出来れば御の字」であった時代から、「保育園を選ぶ」時代へ移行していくことが予見されます。そのため保育事業者様にとっては「保育の質」と「経営の質」の両方を高めていくことの重要度がこれまで以上に増していると考えます。
そこで今回、株式会社保育システム研究所代表の吉田正幸氏をお招きし、私たちが置かれている状況を客観的に俯瞰しながら、With/Afterコロナ時代の保育事業経営についてあらゆる保育事業者様が考えておきたい重要論点についてご教示いただきます。
さらに、吉田正幸氏の他、保育者や事業者のためのサポートをそれぞれ別の角度から提供している2社の代表、社会福祉法人種の会理事長/はっとこども園園長の片山雄基氏を加えた4名によるパネルディスカッションで、未来を見据えて今私たちが何をすべきなのか、多角的な視座からより深く考えて参ります。
ぜひお誘いあわせの上、ご参加ください。
参加費は無料ですので、お申込み専用フォームよりお気軽にお申し込みください。
開催概要
日時:2022年1月19日(水)
時間:13:30~15:10
参加費:無料
参加方法:Zoomオンライン
お申し込み:お申込み専用フォームよりお申し込みください
主催:株式会社ベター・プレイス / 株式会社保育のデザイン研究所(https://hoiku-design.co.jp/)
後援:特定非営利活動法人全国認定こども園協会(http://www.kodomoenkyokai.org/)
プログラム内容
- 株式会社保育システム研究所 代表 吉田正幸氏によるご講演
- パネルディスカッション
- 質疑応答コーナー
登壇者紹介
株式会社保育システム研究所
代表 吉田正幸 氏
○略歴
福岡市出身。大阪大学人間科学部卒業。
㈱保育システム研究所 代表取締役、保育専門誌「遊育」 発行人
大妻女子大学大学院非常勤講師(保育マネジメント特論)
○審議会など
文部・厚生両省の総合施設に関する合同検討会議委員
文部科学省:「新しい幼児教育の在り方に関する調査研究」企画評価会議委員
内閣府:認定こども園制度の在り方に関する検討会委員
厚生労働省:社会保障審議会少子化対策特別部会委員
厚生労働省:社会保障審議会児童部会委員
厚生労働省:保育士等確保対策検討会副座長
経済産業省:保育現場のICT化・自治体手続等標準化検討会座長
厚生労働省:保育の現場・職業の魅力向上検討会副座長 など歴任
神奈川県子ども・子育て会議委員(幼保連携型認定こども園認可専門部会副部会長)
京都市はぐくみ推進審議会特別委員
品川区子ども・子育て会議副会長
千代田区子ども・子育て会議副会長
板橋区子ども・子育て会議副会長
あきる野市子ども・子育て会議委員長
厚生労働省:子ども・子育て支援推進調査研究事業企画評価委員
内閣府:企業主導型保育事業点検・評価委員会座長
内閣府:子ども・子育て支援システム標準化検討会座長
内閣府:子ども・子育て支援調査研究事業企画評価委員会委員長 など現在
○著書(共著・分担執筆を含む)
「保育所と幼稚園~統合の試みを探る」(フレーベル館、2002)
「幼保一体化から考える~幼稚園・保育所の経営ビジョン」(ぎょうせい、2005)
「次世代の保育のかたち」(フレーベル館、2010)
「選ばれる園になるために~変革のビジョンと実践」(世界文化社、2013)
「認定こども園の未来~幼保を超えて」(フレーベル館、2013)
「認定こども園の未来~保育の新たな地平へ」(フレーベル館、2016) など
○その他
参議院文教科学委員会で認定こども園法の参考人意見陳述。
参議院「社会保障と税一体改革特別委員会」公聴会で公述人意見陳述。
衆議院内閣委員会で子ども・子育て支援法及び児童手当法一部改正の参考人意見陳述。
NHK「クローズアップ現代」「ナビゲーション」「視点・論点」のゲスト解説等に出演。
株式会社保育のデザイン研究所
代表取締役 瀬木葉子 氏
株式会社保育のデザイン研究所 代表取締役(神奈川県藤沢市)
一般社団法人 保育のデザインアドバンス 代表理事(神奈川県藤沢市)
千葉大学教育学部幼稚園教諭養成課程卒業。
神奈川県内の私立幼稚園教諭、専業主婦を経て、大手保育事業会社設立時に入社。約25年事業に携わり、取締役事業部長、研究所所長などを歴任。約300施設を擁する東証一部上場企業に育てあげた。
2016年1月「保育の質と量の両立」に貢献するため、株式会社保育のデザイン研究所設立。保育運営・組織づくりのコンサルティング、保育の質向上や人間関係改善のための研修などを行っている。特に2018年より運用しているオンラインによる研修システム「保育のデザイン研究所on-line研修」は、コロナ禍の中、集合研修が難しい時代にも学びを止めたくないという多くの保育関係者に活用されている。
http://hoiku-design.sakura.ne.jp/
株式会社ベター・プレイス
代表取締役社長 森本新士 氏
アリコジャパンを経て、スカンディア生命にて長期投資の可能性を学び、グローバル株式への積立を通じた資産形成を、まとまった資産を持たない個人でも行えるようにと、かいたく投信株式会社を創業。その後、退職金を当てに出来ないエッセンシャルワーカーが有利に資産形成できる仕組みを提供しようと株式会社ベター・プレイスを創業すると共に、福祉医療業界で働く人々の資産形成プラットフォームとして福祉はぐくみ企業年金基金を設立。公益社団法人日本証券アナリスト協会検定会員、1級DCプランナー。
社会福祉法人種の会理事長・はっとこども園園長
片山雄基 氏
関西学院大学卒業後、大塚製薬での勤務経験を経て2014年4月より社会福祉法人種の会理事、2021年6月より同理事長に就任。現在は、兵庫県12施設、大阪府2施設、東京都2施設、神奈川県2施設を経営(2021年12月現在)。
<創始理念>
子どもの立場を尊重し、新しいかかわり(「大人と子ども」、「大人どうし」、 「子どもどうし」の関係性の再構築)を創造する施設にする。
<経営理念>
・対話による経営(保育と運営)によって園の社会的価値を高める。
・協同性と多様性の両義で各園各様の園運営を目指す。
<運営理念>
「みんなでみんなをみていく園づくり」を大切に同僚性の向上に努める。
―― 私たち一人ひとりが作り手です ――
その他、複数の社会福祉法人の評議員、学校法人の理事、様々な委員会・団体の委員や代議員等を兼任。
備考
- 個人情報の利用目的について
- 氏名などの個人情報は弊社が提供するサービスの資料送付や、サービス内容のご案内、及びアンケートへのご協力をいただく場合などに利用いたします。
本セミナーは主催者が前記の目的の範囲内で個人情報の利用管理を行います。 - Zoom URL等のご案内について
- 入力くださいましたメールアドレス宛にZoom URL等を送らせていただきます。
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