プレスリリース

2024.07.31

【給与明細に関するアンケート】「定額減税」の減税額を給与明細で確認していない人は3割以上。給与明細を確認しない理由は「お金に興味がないから」が1位

「福祉はぐくみ企業年金基金」(以下、「はぐくみ企業年金」)を中心に企業年金・退職金制度の導入・設計をサポートする株式会社ベター・プレイス(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:森本 新士、https://bpcom.jp/、以下、ベター・プレイス)は、2024年7月に全国の20代~50代の会社員・公務員の男女を対象に「給与明細に関するアンケート調査」を実施いたしました。

給与明細に関するアンケート調査結果サマリー

給与明細は勤務先から支給された給与や、支払っている税金、社会保険料の額などの内訳を毎月確認することができる通知書です。今回の調査では、給与明細について確認している人の割合や、確認しない理由、社会保険料に関する理解度などを調査いたしました。

また、政府は、2024年6月から始まった「定額減税」について、給与明細に所得税の減税額を明記するよう義務づけていますが、その金額を確認したか否かについても質問をいたしました。

調査結果

【Q1】あなたは自分の給与明細を毎月確認していますか?

「必ず確認している」と答えた人が63.3%で、6割以上の人が毎月必ず確認していることが分かりました。一方で、「全く確認していない」と答えた人は10.9%と1割以上の人が給与明細を全く確認していませんでした。

【Q1】あなたは自分の給与明細を毎月確認していますか?

【Q2】給与明細を「毎月必ず確認している」、「ときどき確認している」と答えた方にお聞きします。給与明細のすべての項目を確認していますか?

「すべて確認している」と答えた人が69.3%と、給与明細を確認している人のうち、約7割の人は項目も全て確認しているという結果となりました。

【Q2】給与明細を「毎月必ず確認している」、「ときどき確認している」と答えた方にお聞きします。給与明細のすべての項目を確認していますか?

【Q3】給与明細の項目を「一部確認している」と答えた方にお聞きします。どの項目を確認していますか?(複数回答可)

「支給総額」を確認している人が89.2%、次いで「手取り額」が58.1%、「残業手当」が48.4%と、この3つの項目に興味が集中していることが分かりました。

【Q3】給与明細の項目を「一部確認している」と答えた方にお聞きします。どの項目を確認していますか?(複数回答可)

【Q4】給与明細を「あまり確認していない」、「全く確認していない」と答えた方にお聞きします。確認しない理由を教えてください(複数回答可)

1位が「お金に興味がないから」の35.4%で、2位の「毎月同じ額だと思っているから」24.6%、その他の理由と比べて大きな差がありました。

【Q4】給与明細を「あまり確認していない」、「全く確認していない」と答えた方にお聞きします。確認しない理由を教えてください(複数回答可)

【Q5】「社会保険料」とは、健康保険・厚生年金保険・雇用保険・介護保険の合計のことを指していることを理解していますか?(※給与明細に表示される社会保険料。労災保険は除く。)

「理解している」と答えた人が70.4%と、多くの人が社会保険料の構成を理解していることが分かりました。

【Q5】「社会保険料」とは、健康保険・厚生年金保険・雇用保険・介護保険の合計のことを指していることを理解していますか?(※給与明細に表示される社会保険料。労災保険は除く。)

【Q6】社会保険料(健康保険・厚生年金保険・雇用保険・介護保険)」の支払い金額を毎月確認していますか?(※給与明細に表示される社会保険料。労災保険は除く。)

「必ず確認している」と答えた人が39.7%で1位となりました。一方、「全く確認していない」と答えた人が13.3%と1割以上いることが分かりました。

【Q6】社会保険料(健康保険・厚生年金保険・雇用保険・介護保険)」の支払い金額を毎月確認していますか?(※給与明細に表示される社会保険料。労災保険は除く。)

【Q7】社会保険料は年々上がる傾向にあることを認識していますか?(※給与明細に表示される社会保険料。労災保険は除く。)

「認識している」と答えた人が69.0%という結果になり、多くの人が、社会保険料が上がっていることを認識していることが分かりました。

【Q7】社会保険料は年々上がる傾向にあることを認識していますか?(※給与明細に表示される社会保険料。労災保険は除く。)

【Q8】2024年6月から実施された「定額減税」について、給与明細で減税額を確認しましたか?

給与明細に金額明記が義務づけられた「定額減税」の減税額について、金額を「確認した」人は64.1%、「確認していない」人は35.9%と、3割以上の人が確認していないことが分かりました。

【Q8】2024年6月から実施された「定額減税」について、給与明細で減税額を確認しましたか?

調査概要

実施期間:2024年7月1日~2024年7月2日
調査主体:株式会社ベター・プレイス
調査対象:20才~59才、会社員・公務員、男女
対象エリア:全国
調査方法:インターネット調査
回答件数:368名

※本調査結果の二次利用は「出典元:ベター・プレイス調べ」を記載いただきご使用ください。使用許可の確認は不要です。

本調査に関する当社取締役CFO 野崎 始のコメント

給与明細は自分が稼いだお金や納めている税金、社会保険料を確認できるものですが、記載されたそれぞれの項目が、どんな計算方法で確定しているのか、きちっと教えてもらう機会がないまま、なんとなく見ているという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

「はぐくみ企業年金」を導入された企業様から、企業年金を導入して給与明細の内容が変わったことをきっかけに、従業員が税金や社会保険料の仕組みに興味を持つようになりました、というお声を頂戴することがあります。

日々の業務が忙しく、しっかり給与明細を確認していなかった方が、「はぐくみ企業年金」加入時に説明を受けたことで給与明細を確認するようになり、将来の資産形成への意識が高まるなどの効果が生まれるのではと考えています。

今回のアンケートで、給与明細を確認しない理由の1位が「お金に興味がないから」という結果でしたが、自分が納めている税金がいくらで、どこに納税されているのかは知っておきたいポイントです。そして自分が将来受け取る「年金」についても「ねんきん定期便」などで確認できますので、これを参考に将来の資産形成について真剣に考えて欲しいと思います。

「はぐくみ企業年金」について

現在我が国は、人口減少と超高齢化による「就労人口の減少」が進み、慢性的な人手不足の現状があります。また、若年労働者が企業を退職する理由は経済的な理由が最多*¹であり、働く世代の老後の不安の第一位は「お金」*²となっています。

勤務する企業規模や居住する地域によって生じている経済格差、これは将来の資産形成、老後資金にも大きく影響しています。私たちは、中小企業とそこで働く方を支えるため、企業にも労働者にもメリットがある企業年金制度「はぐくみ企業年金」の導入を推進しています。

「はぐくみ企業年金」は厚生年金被保険者であれば、従業員(非正規雇用含む)でも役員でも加入可能な企業年金基金で、事業主側はコストを抑えながら企業年金・退職金制度を構築することができます。企業年金・退職金制度の充実が従業員満足度向上・離職率低下につながることから、特に人手不足が深刻化している福祉業界において、人材定着をはかるための福利厚生のひとつとしてご好評いただいています。

従業員側のメリットには、難しい投資の知識が不要で、元本が保証されていることがあげられます。また、原則60歳以上にならないと受け取りができない企業型DC(企業型確定拠出年金)やiDeCo(個人型確定拠出年金)に比べて、年金として受け取れるほか、退職時や休職時、育児・介護休業時にも受け取ることが可能なため、育児や介護を将来に控える従業員から厚い支持を集めています。

現在、導入法人の98%が従業員300名以下の中小規模法人*³で、そのうち4割超の法人が福祉・医療・教育関連*⁴となっております。

サービス紹介サイトURL: https://bpcom.jp/hagukumikikin/

(出所)
*¹ 厚生労働省 平成 30 年若年者雇用実態調査の概況
https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/dl/4-21c-jyakunenkoyou-h30_gaikyou.pdf
*² 金融庁 金融審議会 市場ワーキング・グループ報告書「高齢社会における資産形成・管理」2019年6月
https://www.fsa.go.jp/singi/singi_kinyu/tosin/20190603.html
*³ 厚生年金被保険者数記録のある2018年4月~2023年9月現在までに契約・導入した1643法人が対象
*⁴ 2018年4月~2023年9月現在までの実績

「はぐくみ企業年金」ロゴ

はぐくみ企業年金加入実績 2024年6月末

株式会社ベター・プレイス

私たちは「ビジネスを通じて、子育て世代と子どもたちが希望を持てる社会をつくる。」という企業理念を掲げ、富裕層ではない一般の人たちが「お金の心配なく」「自分らしく働ける」社会を目指しています。

エッセンシャルワーカーや中小企業従業員の多くは、世の中を支える大切な仕事をしているにもかかわらず、大企業で働く人々と比べて所得水準が高くありません。また、勤務先に企業年金・退職金制度が設けられていないことが多いため、その恩恵を十分に享受できていません。

将来のお金の心配を抱えることは、QOL(クオリティ・オブ・ライフ)の低下や、子どもを望んでも安心して生み育てることができない心理状態につながります。

将来への「希望格差」ーベター・プレイスは、この課題を解決するために事業活動を行っています。

主なサービス

企業年金DXシステム「はぐONE」の提供
「福祉はぐくみ企業年金基金」企業年金・退職金制度導入設計・サポート
企業型確定拠出年金導入設計・サポート
福祉業界向けITシステム開発

会社概要

会社名:株式会社ベター・プレイス
所在地:東京都新宿区四谷坂町9-9 三廣ビル9F
代表者:代表取締役社長 森本 新士、代表取締役COO 古市 成樹
設立: 2011年10月17日
URL: https://bpcom.jp/

【採用情報】
当社では、私たちと一緒により素晴らしい未来を作り上げていく仲間を募集しています。
少しでもご興味がございましたら、お気軽にご連絡ください。
採用情報はこちら: https://bpcom.jp/recruit/

本リリースに関する報道お問い合わせ先

株式会社ベター・プレイス 経営企画管理部 白石・早川

TEL:03-5227-8222 平日9:30~17:00(年末年始・祝日を除く)

MAIL:public@bpcom.jp