「社員が作る会社」社風を加速させ、企業年金・退職金制度で社員の意識に変化を

「社員が作る会社」社風を加速させ、企業年金・退職金制度で社員の意識に変化を

大阪市内を中心に飲食店、病院、給食事業のお客様への野菜の配達を行う、株式会社大国フーズは、総合食品業として食を通じ、人々の健康と幸せに貢献することを目指している企業です。
土づくりから食をプロデュースするなど、食の総合企業として事業成長を遂げています。

業種
サービス業
利用規模
31~100名
地域別
近畿
代表者写真
代表取締役社長 津田 弘樹 様
株式会社大国フーズ
https://daikokufoods.co.jp
1976年に青果の露天小売業を開始し、現在は肥料事業や輸入事業など、グループ会社3社を含め幅広く事業を展開する6次産業型の食育総合企業です。
課題
検討背景
・人材育成と定着の課題に直面していた
・新卒採用を開始し、社員の生活安定に繋がる企業年金・退職 金制度の必要性を感じていた
解決策
導入の狙い
・社員の生活安定と将来設計の支援
・福利厚生の充実による人材育成と定着の促進
効果
生じた変化
・「社員が作る会社」という社風がより強固になるきっかけの一つになった
image_pdfPDFを表示して印刷するimage_print印刷する

お客様に寄り添う“きめ細やかな対応力”で築く信頼と成長

取締役副社長 
津田 美津枝 様

今回は津田副社長と、はぐくみ企業年金加入者である社員を代表して佐藤様からお話をお聞きしました。

(導入法人に取材した内容を編集して掲載しています)

 

 

まずは法人設立の経緯を教えてください。

津田副社長:もともとは、八百屋として小売業を営んでいましたが、27年前に法人化しました。「会社を作ろう」という強い志があったわけではなく、事業の流れの中で自然と法人化に至った形です。
現在は大阪東部卸売市場に隣接し、外食産業や病院関係のお客様を中心に、野菜をメインとした総合食品を日配で提供しています。

法人として大きく成長された要因を教えてください。

津田副社長:小売業時代から、「お客様一人ひとりとしっかり向き合う」ことを大切にしてきました。納品して終わりではなく、お客様の困りごとにきめ細かく対応する姿勢が信頼に繋がっています。
また、「商品は営業マン」という考えのもと、新鮮で質の高い野菜を届けることにこだわってきました。
その積み重ねにより、お客様からのご紹介や、新たに開店や独立した従業員の方から連絡いただく等、取引を続けてくださるケースが増え、結果として売上24億円規模まで事業を拡大することができました。

きめ細かなサービスや野菜の目利き力などには、人材の育成や定着などが関係してくるかと思いますが、何か気にされているポイントはありますか?

津田副社長:年々売上が増加していたため、人手が足りず、採用を繰り返していました。当初は即戦力となる人を重視していたのですが、事業の特性上、深夜の注文処理や朝6時からの配送業務など、時間的な条件も影響し、定着率が課題でした。そのため、最初の頃は、人材面で非常に苦労しました。

今は採用や定着は落ち着いて上手くいっていますか?

津田副社長:他の会社と同様、変わらず厳しい部分もあります。過去に先輩経営者から「会社を良くするには新卒を採用しなさい」という助言を受け、約13〜14年前に新卒採用を開始しました。実際、今在籍している社員は、ほぼ新卒採用です。

社員の未来を企業年金・退職金制度で育む

「はぐくみ企業年金」の導入に至った決め手を教えてください。

津田副社長:新卒採用を始めてからは、学校を卒業し夢を持って入社してくれる彼らの将来を考え、生活の安定につながる退職金制度のような仕組みが必要だと感じました。結婚や子育てなど、人生の節目を迎えたときにも安心して働き続けられる環境を整えることは、会社にとっても社員にとっても不可欠だと考えます。そのようなとき、インターネットで「はぐくみ企業年金」を知り、導入を検討しました。

他にも何か検討された制度があれば教えてください。

津田副社長:iDeCoや企業型確定拠出年金も検討しましたが、「はぐくみ企業年金」は役員からパート社員まで加入でき、掛金も自分で決められる点が魅力でした。受け取り時期についても、他の制度は退職後も65歳までの制限があるなど様々な制約がありますが、「はぐくみ企業年金」は柔軟性が高いと感じました。

また、目に見えない部分ではありますが、税制上の優遇効果もかなり大きいことを、自分でシミュレーションして実感しました。「これなら社員みんなのためになる」と考え、導入を決めました。

従業員の選択によって掛金拠出する部分に加え、会社の拠出する部分(会社加算)の導入に迷ってらっしゃる企業様も多いのですが、その辺りはどうして決断に踏み切られたのでしょうか?

津田副社長:企業が負担することも、将来、社員にとって良いことだと考えています。会社の積み立てについては、提案を受けての導入でしたが、一度決断してからはそれほど迷うことはありませんでした。

会社加算(いわゆる退職金)として、3年目から勤続年数に応じて月額3,000円以上を会社で拠出しています。今後も積極的に採用活動を進めていく上で、福利厚生の充実は非常に重要です。こうした制度があって初めて、採用の土台が整うと考えています。今後も福利厚生を充実させるためにコツコツと取り組んでいきたいと思っています。

「社員が作る会社」社風を加速

実際に導入してから、変化はありましたか?

津田副社長:会社全体として、社員一人ひとりが活躍できる場を作っていきたいと考えています。「はぐくみ企業年金」だけでなく、このような取り組みも含め、社風に変化が出てきたと感じています。

社員それぞれが、自分の立ち位置を意識するようになったと思います。あくまで個人的な感覚ではありますが、福利厚生の充実や社員を大切にする姿勢が伝わることで、社員の意識も少しずつ変わってきたと感じています。

どういう風に社風が変わったのでしょうか?

津田副社長:以前から掲げている「社員が作る会社」という方針のもと、「自分たちの会社をどうしていくか」という意識がより明確になったと考えます。「はぐくみ企業年金」は、そのきっかけの一つになったと感じます。制度導入によって、社員は将来の安定や生活設計を具体的に立てやすくなります。将来をイメージできることにより、結婚や子育てを迎えても安心して働き続けられる環境が整っています。

福利厚生を導入されたりですとか、社員を大切にしている姿勢みたいなものが伝わって社員の方々も変化されてるんですね。

 

社員の活躍の場を広げ、生産の現場から農家をバックアップする会社へ

最後に、貴社の今後の展望を教えてください。

津田副社長:グループ法人では、資源循環型農業を行なっています。肥料を全国の生産者へ提供し、そこでできた農産物を「酵素のメグミ」というブランドで販売しています。このブランドを、広げていきたいと考えています。単に野菜を買って売る仕事から、生産現場を実際に見て感じ、農家さんの営業となることで、社員の活躍の場も広がっていきます。多様な事業の拡大により、自分がやってみたい場所で活躍できる環境を社員に提供しています。

実家暮らしの現状から将来を見据えて

実際にはぐくみ企業年金に加入されている社員の方にもお話を伺いました。佐藤様は新卒入社で現在、勤続12年目。営業として活躍されています。

「はぐくみ企業年金」の第一印象、加入の決め手、を教えてください。

佐藤様:社会保険料が軽減※1され、毎月自動で積み立てられる上、会社からの援助もあったので、恵まれていると感じました。みんなで『いいよね』と話をして、加入について悩むことや不安に思うことはありませんでした。

※1「選択制(既存の給与の一部を前払い退職金に変更し、従業員ひとり一人がその前払い退職金の受取り方を選択できる制度)」による効果です。加入者が選択する掛金額によっては、老齢厚生年金受給額を含む、将来の社会保険給付金の額が減少する可能性がございます。

「はぐくみ企業年金」を導入したことで会社に対する印象が変わったところを教えてください。

佐藤様:退職金がなかったので、会社が考えてくれたのだと嬉しかったです。入社した頃から社員を大切にしてくれる会社だと感じていましたが、10年以上勤める中で、労働時間や制度など、年々改善されていることを実感しています。

制度の導入であったり、その他の様々な取り組みによって、だんだんと良くなっていることが実感されているのですね。

 

説明会を聞いてみたご感想や今後の期待があれば教えてください。

説明会では時間いっぱい質問を受けていただき、きちんと回答してくださってありがたく思います。

本日はありがとうございました。

佐藤様のお話から、「はぐくみ企業年金」が社員の生活安定と将来設計を支援し、会社への信頼とエンゲージメントを高めていることを伺えました。

編集部コメント

津田副社長のお話からは、きめ細やかな対応と新鮮な商品の提供を重視し、売上拡大を達成された大国フーズ様の企業姿勢が伝わってきました。
「はぐくみ企業年金」が、福利厚生の充実による採用力強化と定着促進に重要な役割を果たしているだけでなく、社員の意識変化と「社員が作る会社」という社風の加速に繋がっているようです。本日はありがとうございました。