建設業の未来を担う人材へ。「人」を主役にするマエダハウジングが選んだ、社員の未来を育む福利厚生

建設業の未来を担う人材へ。「人」を主役にするマエダハウジングが選んだ、社員の未来を育む福利厚生

広島県を拠点に、住宅リフォーム・不動産など多角的に事業を展開されている株式会社マエダハウジングホールディングス様は、「暮らし丸ごと、相談できる場所へ」をコンセプトに、人と人とのつながりを大切にした地域密着型のサービスを提供されています。

1995年創業の同社では、仕事をする上で一番大切なのは「人間力」という考えのもと、社員一人ひとりの職場への満足度や安心感を高めることを大切にされています。そうした想いから、誰もが将来に備えられる制度としてはぐくみ企業年金の導入を選択いただきました。

今回は代表・前田社長と、実務責任者の原本様、はぐくみ企業年金加入者である社員を代表して横山様、小西様からお話をお聞きしました。
(導入法人に取材した内容を編集して掲載しています)

業種
製造・建設業
利用規模
101~300名
地域別
中国・四国
代表者写真
代表 前田 政登己 様
株式会社マエダハウジングホールディングス
https://www.maedahousing.co.jp/
住まいに関する課題だけでなく、人生のさまざまな場面に寄り添いながら、「ありがとう」と「良かった」が集まる感動の輪を広げる企業です。
課題
検討背景
・福利厚生を充実させ、社員の満足度や安心感を高めたい
・安心して働き続けられる環境を提供したい
解決策
導入の狙い
・採用力の強化
・より安心して働ける環境の提供
効果
生じた変化
・社員が自身の給与明細に興味を持つようになった
・中途採用時に「福利厚生が充実している」という声が聞かれるようになった
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「人」こそが最大の差別化要因

まずは御社の会社概要や事業の特長などについて教えてください。

前田社長:当社は住宅リフォームを専門とし、一般的な住宅やマンションの小規模な修理・修繕から、水回りリフォーム、耐震や断熱といった性能向上リノベーションまで幅広く手掛けています。

他社との違いを教えてください。

前田社長:1995年の創業以来、仕事をする上で一番大切なのは「人間力 」という考えのもと、社員一人ひとりの満足度や安心感を高めることを重視しています。他社との最大の違いは「人」であると考えています。この「人」の違いは言葉で説明するものではなく、お客様に実際に感じていただくものです。

高額なリフォームを形や完成物を見せずに販売していますが、意外にも顧客は担当者の資格やスキルよりも、顧客に寄り添う姿勢を重視する傾向があります。実際に、毎月50〜60枚返ってくるアンケートハガキからは、「親切、丁寧、よく話を聞いてくれた」といった人に関することばかりです。

人材育成や定着の取り組み等があれば教えてください。

前田社長:人間力を高めるため、今まで、人材育成にはすごく力を入れてきました。しかし、人材育成より前に、社員満足が大切ですよね。給与を上げたり、ボーナスを増やす等の選択肢はありますが、それだけでは限界があります。新卒採用をしていても、最近は福利厚生についての質問が増えてきていることを実感していまして、会社として福利厚生を充実させ、社員一人ひとりの職場への満足度や安心感を高めることを重視しています。

結婚・出産を経ても働き続けられる環境を整備したい

はぐくみ企業年金の導入したきっかけを教えてください。

原本様:関係会社から制度の紹介を受けたのがきっかけでした。以前から様々な制度を検討していましたが、やっぱり育児休業時や休職時に一時金で受け取ることができる点が大きかったです。

女性の社員が多い当社にとって、結婚や出産を機に会社を辞めることなく、安心して働き続けられるようにするには、「育休中はどうなるんだろう?」とか「産休中は大丈夫かな?」といった不安を解消してあげるのが会社として大事だと考えています。

前職でも企業年金の話はいくつか聞いていたのですが、一時給付が受けられる企業年金が他にはないのではないかと思いました。

ありがとうございます。導入に至るまではいかがでしたか?

原本様:幹部メンバーに制度内容を話したときも、社内の退職金制度(退職一時金)にプラスアルファで休業・休職時や老後の安心を提供できるのは福利厚生のポイントとしても高いし、採用活動でもアピールできるだろう、という話になりました。それで、みんなで「これは進めていこう」ということになったんです。

実際に導入してから、変化はありましたか?

原本様:「はぐくみ企業年金制度を導入します」と社員に伝えた時に、思った以上に反響があったかなと感じています。説明会にも全員参加し、社員からの問い合わせも増えました。
実際に、社員が自分の給与明細に興味を持つようになったのかなっていう風に思いますね。
いままで厚生年金ってこういう風に決まってたんだとか、所得税とかもこういう計算になってたんだって、ほとんどの人が知らないところから、質問を受けることが増えたことで興味を持ち始めたと感じています。

人材の定着面、採用面での変化はいかがでしたか?

原本様:中途採用時に求人票に「企業年金あり」と記載ができることや入社時のガイダンスで伝えられるのが大きいと思っています。実際にはぐくみ企業年金を導入した年から「福利厚生が充実してますね」という声を聞くようになりました。他にもチケットレストランも導入したのですが、はぐくみ企業年金とこの二つは効果があったという手ごたえを感じています。

最近の選挙も含め、手取りを増やそうという流れの中で、はぐくみ企業年金は「実質の手取り※が増える」という面で注目されていると感じます。

※実質の手取りとは、はぐくみ企業年金に拠出した掛金を含めた「手取り相当額」を指します。

「人を主役」にグループ全体で社員300名、売上100億円

最後に、貴社の今後の展望を教えてください。

前田代表:「2030年ビジョン」という目標があり、グループ全体で社員300名、売上100億円を目指しています。どの事業も「人を主役」というのは変わらないため、社員が働きやすくて働きがいのある会社にしていきたいんです。その中で福利厚生・社員満足という点では、マエダハウジング中心に行っているはぐくみ企業年金を、他のグループ会社にも展開していきたいなって思ってるんです。

実は、まだ社員全員がはぐくみ企業年金に加入しているわけではないんです。その背景には、みんなが「税金の仕組み」や「年金のこと」をあまりよく知らないという現状があるのかなと感じています。だからこそ、特に若い20代の社員には、給与の仕組みや税金、年金といった“お金の基本”を学ぶ機会をつくってあげたいですね。「10年後の1万円より、来月の3,000円の方が大事」と思ってしまうのは、もったいないですから。

社員からも「お金の勉強がしたい」という声が上がっているので、今後はそういった研修にも力を入れていきたいと思っています。

加入者様の声

実際にはぐくみ企業年金に加入されている社員の方々にもお話を伺いました。 

漠然とした不安からどういう風にお金を使っていこうか考える楽しみができた

小西様:20代・入社4年目

これまで給与明細を詳しく見る機会も少なかった小西様は、はぐくみ企業年金への加入を機に生じた意識や行動の変化をお話しくださいました。

加入を決めたきっかけを教えてください。

小西様:将来に向けて漠然としたお金の不安や退職後の心配があったことです。投資や積み立てについて調べたものの、どう活用すれば良いか分からなかったところに、会社がはぐくみ企業年金をおすすめしてくれました。まずははぐくみ企業年金がどのような制度なのかを知ることから始めました。一人暮らしなので、少額から始められるのが魅力的で、これを将来の自分への投資だと考えています。

加入後、お金に対する意識や行動の変化があれば教えてください。

小西様:これまで給与明細を詳しく見る機会がありませんでしたが、はぐくみ企業年金加入後は、レシートを集めて月々の支出を管理するようになりました。その結果、少しずつ貯金額を増やせるようになり、自分の行動を改めて振り返ることができています。

老後のお金を考えるきっかけに

横山様:30代・入社12年目

これまで個人的に投資経験があった横山様は、はぐくみ企業年金について、投資とは違ったメリットをお話しくださいました。

加入を決めたきっかけを教えてください。

横山様:兄弟の勧めで大学生のころから投資をしていました。目減りすることもあるので、その都度一喜一憂しています。はぐくみ企業年金は元本保証※なので、投資とは全く別物と捉えています。はぐくみ企業年金は取り出せない貯蓄をしているイメージです。

加入後、お金に対する意識や行動の変化があれば教えてください。

横山様:制度に加入したことによって、改めて老後のお金を考えないといけないというきっかけにはなったなと思います。

※運用実績により不足が生じた場合は、事業主が不足分を補てんします。

小西様と横山様のお話からは、はぐくみ企業年金が、将来への漠然とした不安を解消し、お金との向き合い方を見つめ直すきっかけとなっていることをお伺いできました。

編集部コメント

前田社長のお話からは、「人」を何よりも大切にし、社員が安心して働き続けられる環境づくりに真摯に取り組まれている姿勢が伝わってきました。社員の皆様が実際に制度を活用し、自らのライフプランを考えるきっかけにされている様子からも、はぐくみ企業年金が着実に根付いていることを実感しました。今後も「人を主役」に掲げる同社の取り組みがさらに広がり、働きやすさと働きがいを両立した企業づくりが進んでいくことを強く感じました。ありがとうございました。