はぐくみ企業年金で社員が安心して業務に取り組める環境を整え、会社の発展に期待!

はぐくみ企業年金で社員が安心して業務に取り組める環境を整え、会社の発展に期待!

神奈川県を中心に建設事業の積算を請け負う「株式会社アーキ・ピーアンドシー様」。
工事の正確性・妥当性を担保する積算のプロフェッショナルを多数抱え、「横浜みなとみらい21地区」をはじめとした数々の建築プロジェクトの積算に従事しています。

今回は同社代表取締役の脇田様、高間木様に「はぐくみ企業年金」の導入に至った理由と成果についてお話を伺いました。
(導入法人に取材した内容を編集して掲載しています)

業種
製造・建設業
利用規模
31~100名
地域別
関東
代表者写真
代表取締役 脇田 耕助 様
株式会社アーキ・ピーアンドシー
http://www.archi-pc.co.jp/
設計図や仕様書から建築に必要な費用を算出する「積算」を専門に行う。
1988年の創業以来、国内外を通じて年間500件を超える積算業務に従事した実績を持つ。
課題
検討背景
・同業他社との優越性として福利厚生を充実させたい
・元本割れのリスクがある現行の退職金制度をカバーしたい
解決策
導入の狙い
・中小企業退職金共済、企業型確定拠出年金に加えて退職金制度を拡充
・差別化が難しい業界における社員・求職者へのメリット提示
・退職金制度の充実による企業の魅力アップ
・社員満足度の向上による社員の定着率アップ
効果
生じた変化
・社員が貯蓄や投資に対する意識が強くなった
・育休取得時に確定拠出年金と違い一時金として取得する選択肢が増えた
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貴法人の社風や、どのような想いで働かれている方が多いか教えてください

脇田社長

弊社は建設業における積算業務を生業としている会社です。神奈川県を中心に、全国や海外からも積算の、ご依頼をいただいております。

積算とは設計図や仕様書に対する理解や資材の相場、最新の工法など建設業における幅広い知識を求められる専門職です。個々にプロフェッショナルとしての能力や姿勢が求められる職業ではありますが、一方で弊社は誰かが突出して優秀であればいいとは考えていません。全員が力を合わせ、一緒に業務に向き合う。言わば「協働」の姿勢を持つことを理念とし、社員も力を合わせて働く意識を持っています。

これまで経営されてこられたなかで、大切にしてきたことを教えてください

脇田社長

「協働」の理念を掲げる背景には、従業員同士の繋がり、会社との繋がりを大切にしたいという思いがあります。

積算という業務は一人では完結しません。お互いにコミュニケーションを取り、「協働」で成果を出すことが会社の成長にも繋がると考えます。

2023年には35周年の節目を迎え安定した企業として根付く事が出来ました。それは一人一人が「幅広い視野を持ち」「協働で成果を出し」「積極的に挑戦し続ける」を念頭に置いて、創業以来の感謝の精神を全社員に徹底した結果だと思っています。

「はぐくみ企業年金」の導入背景を教えてください

脇田社長

弊社は1988年に創業した会社です。先代の時代より社員の福利厚生には力を入れており、退職金制度の拡充のため中小企業退職金共済(中退共)に加入していました。さらに確定拠出年金と養老保険へ加入し、さらなる拡充の手段として確定給付企業年金「はぐくみ企業年金」も導入させていただきました。

福利厚生に力を入れている背景には、積算業界における採用の難しさがあります。積算の業務内容は基本的に会社ごとに大きく変わるものではありません。極端に言えば、求職者はどの会社を選んでも仕事はほとんど同じです。その中で、他社との違いを出せる数少ない要素が福利厚生だと考えています。

「はぐくみ企業年金」導入の決め手、期待した効果を教えてください

脇田社長

結論から言えば、従業員側の元本が保証されているという点が決め手のひとつになっています。企業型確定拠出年金は会社負担で拠出した掛金を個々人に運用してもらっています。マッチング拠出と合わせて上手に運用している社員もいるのですが、一方で制度をよく分かっていないという声もあり、効果的に運用できていない人もいるのが現状です。

はぐくみ企業年金は元本保証に加えて、基金の委託先が運用してくれますので、加入者側に運用先を選ぶ負担がかからないところが魅力だと思います。

高間木さん

期待している効果には、福利厚生の充実により現従業員が働きやすい環境になることがあります。「退職金制度があるから安心して長く働ける」と思ってもらい、定着率が上がってくれるといいです。

また、先ほど脇田が触れた採用という点においても「他社よりも退職金制度が充実しているから」という理由で弊社を選んでくれる求職者が増えてくれるのも期待しています。

導入時期に一番大変だったことを教えてください

高間木さん     

社員に制度を理解してもらうのに苦労しました。導入前に「はぐくみ企業年金を導入したら加入しますか」というアンケートを取ったのですが、最初は全社員の半分くらいしか加入の意思を見せませんでした。

それから何度か説明会を行い、また会社が勤続満3年以上の全従業員には毎月基本となる掛金を会社が負担するという制度を整えたことで、大半の社員が加入するようになりました。

制度の社内周知において工夫されていらっしゃることがあれば教えてください

高間木さん     

やはり根気強く説明することに尽きます。制度の内容を知ってもらうのに加え、いくら掛けたら将来どうなるのかというシミュレーションをしてもらうようにして、具体的なイメージを持ってもらうようにしています。

会社が負担するのは、はぐくみ企業年金の基本となる掛金のみで、あとは各社員が給料から掛金を決めますので、みなさん掛金の金額を真剣に検討されていますね。貯蓄や投資に対する意識が強くなったという声もあります。

実際に「はぐくみ企業年金」を導入後に効果を感じることはありますか?

脇田社長

まだ加入したばかりなので、現時点では目立った効果は見えていません。今後は掛金を拠出したことによる社会保険料の低減など、社員自身が実感できる効果が出てくると思います。

また、課題のひとつであった採用への影響も期待したいです。退職金制度の手厚さから、社員を大切にしている社風を感じ取っていただければと考えています。

社員の皆さまの評価はいかがですか?

脇田社長

退職金制度であるため、今働いている社員の実感は薄いように思えます。とはいえ、現在は自ら掛金を増やしたいと申し出る社員も増えていますので、強い関心を持っているのは私どもも感じています。今後、掛けたお金が貯まっていくにつれて評価が変わっていくかもしれません。

高間木さん     

女性社員からは「育休中に掛金拠出を止められるのがうれしい」という声があります。近々3名ほど育休に入る女性社員がいるのですが、資格喪失手続きを行うことで一時的に拠出をストップする予定です。

会社側としても毎月1,000円拠出している分を止められるのはありがたいですね。この点は会社目線から見た大きなメリットだと思います。

今後取り組みたいことや、貴法人としての展望を教えてください

脇田社長

まずは目の前の仕事に真摯に取り組み、お客様にとってメリットがあるサービスの提供を継続していきたいと思っています。加えて、事業の拡大という観点でいえば、海外への進出に力を入れることを考えています。

現在は17年前に設立した中国の現地法人に加え、新たにベトナムにも会社を作りました。5年前に入社したベトナム人留学生の社員が今年独立した形になります。彼のように故郷で独立したいという外国人社員がいたら、積極的にバックアップしていこうと思っています。

まとめ

アーキ・ピーアンドシー様には、福利厚生のさらなる充実のためにはぐくみ企業年金をご利用いただきました。社員が安心して業務に取り組める環境を整えようという会社の姿勢が、好調な業績とさらなる発展を呼び込むことが期待できます。

退職金制度の拡充や見直しをご検討されている企業様は、ぜひ一度、ご相談ください。