はぐくみ基金特集

はぐくみ基金と他の制度やサービスとの違いとは?

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はぐくみ基金と他の退職金制度やサービスとの違いとは何でしょうか?
この記事では、このような点についてポイントを解説します。

※この記事は2023年3月に更新しております。

共通する大きな違い

はぐくみ基金と他の退職金制度や年金制度と比べた場合に共通する大きな違いは、次のようになります。

老後ではなく、退職時に受給できる

他の退職金制度や年金制度の一部では、実質的に老後にならないと受給できない制度がありますが、はぐくみ基金の場合、通常の退職後に給付を受け取ることができます。
そのほか、休職時育児・介護休業時にも受け取りが可能です。

加入期間などによって元本割れなどが起こらない

他の退職金制度や年金制度の場合、加入期間や運用商品次第で元本割れを起こしてしまう場合がありますが、はぐくみ基金の場合、こういった心配もありません。

仮に数年の離職であっても、給付額は掛金の元本を下回ることはありません

掛金の上限額は月額の給与や報酬の20%まで可能(上限100万円)

はぐくみ基金の掛金は毎月1000円から設定でき、最大で毎月、月額給与や報酬の20%まで設定可能です(上限は100万円まで)。

※但し、2023年3月現在の状況になります。
※確定拠出年金(DC)などとの併用が可能ですが、その場合掛金限度額が変わりますのでご注意ください。個人型確定拠出年金(ideco)の場合、12,000円、企業型確定拠出年金(企業型DC)の場合、最大27,500円となります。(2018年1月現在)

経営者や役員も加入できる

他の退職金制度や年金制度の場合、加入条件はあくまで従業員のみといった制限もありますが、はぐくみ基金の場合、経営者や役員の方も加入することができます

厚生年金保険被保険者であれば、パートなどの雇用形態の従業員も含めて加入できます。

平均加入率は65.2%!

はぐくみ基金は1事業所あたりの平均加入率は65.2%という数値になっていますが、この数値は、従業員などが任意で加入できる制度のなかではとても高い数値となっています(株式会社ベター・プレイス調べ)。

従業員などの加入率が高い背景として、「元本保証」であることや、確定拠出年金(企業型DCやiDeCo)と違い、老後ではなく退職時などに受給できる点、さらに、いわゆるほったらかし運用ができる点(難解な金融知識や学習などが不要である点)、制度導入における従業員向けの説明会やフォロー体制などが加入率の高さの理由の大きな要因になっていると思われます。

確定拠出年金や中小企業退職金共済との違い

表組として一覧化すると、次のような違いになりますが、それぞれ各ポイントについても紹介いたします。

はぐくみ基金 企業型確定拠出年金 中小企業退職金共済
根拠法 確定給付企業年金法 確定拠出年金法 中小企業退職金共済法
任意加入 可能 可能 全員加入
加入年齢 70歳未満 70歳未満 制限なし
加入制限 役員も拠出可 役員も拠出可 役員は拠出不可
税制優遇 有り 有り 有り
社会保険料 節減可 (※2) 節減可 (※1) 節減不可
掛金拠出 会社の実質的な負担抑制 (※2)
会社が負担 (※1)
(会社負担分は損金計上可)
会社が負担
(会社負担分は損金計上可)
拠出金
上限/月
1,000円~給与の20% (上限100万円)
1,000円~55,000円
※iDeCoと併用の場合、上限額が変わります
5,000円~30,000円の16段階 (※3)
運用

基金が資産を運用

加入者が資産を運用 機構が資産管理・運用
受給額 運用成績により変動しない 運用成績により変動する

運用成績により変動しない

受取り 一時金又は年金
但し、退職時、休職時、
育児・介護休業時に受取り可能
一時金又は年金
但し、原則60歳以上に制限
一時金又は分割払い
但し、退職後に受取り可能
※1:本来、事業主が負担する掛金を、給与から切り出す「選択制」を採用して従業員が負担した場合は、節減できる場合があります。
※2:はぐくみ基金は「選択制」の採用を前提として掛金拠出します。
※3:パートタイマーなど短時間労働者の場合、特例掛金月額として2,000円から可能になります。

企業型確定拠出年金との違い

企業型確定拠出年金(企業型DC)やiDeCo(イデコ)の場合、実質的に老後にならないと給付を受け取れませんが、はぐくみ基金の場合、退職時や休職時でも受け取ることができます

また、企業型確定拠出年金(企業型DC)やiDeCo(イデコ)は、ある程度資産運用や投資についての知識も必要ですが、はぐくみ基金の場合、その必要もなく、運用成績次第で資産が目減りすることもありません

これらの要素が従業員の加入率にも大きな影響を与えると考えられ、はぐくみ基金の加入率の高さ(平均加入率は65.2%)の一因になっていると思われます。

中小企業退職金共済との違い

中小企業退職金共済(中退共)の場合、加入対象は従業員のみとなります。また、資本金や従業員数に制限があるため、中小企業向けの退職金制度であることも注意点のひとつです。

さらに、従業員全員の加入が必要であったり、掛金の減額が現実的に困難といった面もあります。

そのほか、加入期間によっては受給額に影響が起こり、2年(24カ月)以上3年6ヵ月の場合になって、掛金総額の100%を受け取れるようになります。
(3年7ヵ月以上からは運用利息などが加算されていくことにもなります。)

掛金や加入効果のシミュレーション

実際に、はぐくみ基金に加入した場合の積み立て効果についてシミュレーションができます。
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