2019年の年頭に寄せて

株式会社ベター・プレイス
代表取締役 森本 新士

 昨年の10月以降、世界中の株式市場が大幅な下落に見舞われています。特にクリスマス・イブには、日経平均株価は1,000円を超える下げ幅を記録しました。年が明けた今も、株安の傾向が世界的に続いています。マーケットはどこまで下がるのだろうと心配になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 過去50年以上にわたって年平均で20%以上の運用成績を上げ続けている投資の神様、ウォーレン・バフェットは、世界の株式市場の時価総額と世界のGDPの総額が近づくと、危険な信号として認識しなければいけないと言っています。(バフェット指数)

 現在、世界のGDP総額は約75兆ドルですが、2017年から世界の株式市場の時価総額がGDPを上回る状態が続いております。

 1999年のインターネットバブルのとき、それからリーマンショック直前のとき、時価総額がGDPのレベルを超え、株式市場は大きな下落をしましたが、今回もまた、下落局面に入ったのかもしれません。

 しかし、毎月積立をしている方々にとっては、このような時こそ、資産を増やすチャンスです。例えば、毎月1万円で株式投信を買っている方にとっては、日経平均株価が2万円のときよりも、1万5,000円になったときのほうが、より多くの口数分だけ株式投信を買うことが出来ます。そして将来的に株価が2万円、3万円になったとき、株価が低かったときに多くの口数を購入している分、資産を増やすことが出来るのです。

 でも、株価が下がり続けたら損をするじゃないか?という意見もあるかと思います。

 しかし、株価というのは、実態経済にモノやサービスを提供する企業一社一社が生み出す付加価値の合計であり、2003年から2018年の約15年間に、世界のGDP合計は約45兆ドルから約75兆ドルに伸びました。今後もIOTやビックデータ、AIなどテクノロジーの進化は止むことはありません。

 テクノロジーの進化を活用しながら、新たな時代を切り拓いていく人や企業がいる限り、決して、このまま経済が停滞することはないのです。

 株価自体は実体経済からかけ離れた時、調整をすることはあっても、その経済自体が成長を続ける限り、長い目で見た場合には、その成長の恩恵にあずかることが出来るのです。

 株価の下落に不安をあおるような報道も目にしますが、一喜一憂するのではなく、むしろ今こそこれからの大きな飛躍(資産形成)の種を仕込む時期とお考えいただき、積立投資を続けていただければと思います。

 寒波が日本中を襲っておりますが、くれぐれもご自愛ください。この1年が皆さまにとり健康と幸福にあふれる日々となりますことを心よりお祈りいたします。